戦術以前に18人揃うか…17戦白星なし、最下位の仙台に立ちはだかるコロナ禍のコンディション問題(SOCCER DIGEST Web)

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 ベガルタ仙台がJ1リーグで最後に勝利したのは8月8日の9節・神戸戦。そこから17試合勝利がなく、いまだホームでの白星はなし。11月8日時点で2勝8分け16敗、勝点14の最下位に沈む。クラブの債務超過の問題や、選手の不祥事も重なり、2010年にJ1昇格して以来、最大の苦境に立たされている。 J1リーグ 最新順位表(※11月13日時点)  10月28日、30節・神戸戦からはホーム4連戦だった。ここでひとつでも勝利すれば、光が見えるとあって、仙台サポーターは声援を送れないコロナ禍で、全力を尽くした。サポーター有志の呼びかけにより、試合前にLフラッグを掲げて選手を後押ししようという試みもあり、11月8日の11節・鳥栖戦の試合前には、選手バスが入る通路に多くのサポーターがフラッグを掲げて、選手に応援の気持ちを伝えた。  しかし、サポーターの気持ちになかなかチームが応えられない。神戸戦は、一度は2点差を追いつきながらも2-3の敗戦。試合後はFW長沢駿が涙を見せる場面もあった。10月31日の広島戦はスコアレスドロー。前半、攻め込まれながらも後半は決定機をつくったことで、試合後に選手たちはサポーターから多くの拍手を送られた。11月3日は柏戦が予定されていたが、柏に新型コロナウイスル感染者が出て中止となり、1週間空いて迎えた8日の鳥栖戦は開始早々に失点を喫し、その後も鳥栖の猛攻に押され0-3と完敗。悪い流れを変えるチャンスだった4連戦で勝利を挙げることはできなかった。  技術的、戦術的な問題も当然あるが、ずっとチームを悩ませているのは負傷者の多さ、選手のコンディションの問題だ。鳥栖戦は、ベンチに控えのGKが2人という異例の状況だった。8日の試合後の会見では「今日揃えられる18人がそれだった」と木山隆之監督は語り、「準備してきた選手と朝の段階で代わってしまった選手もいる」と試合当日、なんらかのアクシデントがあったことを示唆した。  11日の練習後のZOOM会見で木山監督は、鳥栖戦に関しては負傷者だけでなく、体調不良の選手がいたことを明かした。「寒くなってきてケガだけではなく、内科的なこともケアしなければいけません。普通なら風邪の選手だけ外せば良いのですが、この状況です」とコロナ禍で少しでも体調に異変のある選手や、そうした選手と接触の多い選手はベンチ外としなければならない

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(2020/11/13)