ウイリアムズのジョージ・ラッセル、パワーユニット交換で最後尾グリッド降格のペナルティ。開幕戦のトラブルが引き金に|F1トルコGP(motorsport.com 日本版)
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ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、トルコGPに向けてパワーユニットのエレメント交換を実施。これにより、年間の使用制限数をオーバーすることとなり、グリッド降格ペナルティを受けることが確定した。
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ラッセルが投入するのは、新しい内燃エンジン(ICE)、ターボチャージャー(TC)、MGU-H。これらのエレメントはいずれも4基目ということになり、年間の使用制限数である”3”を超える。また新たなMGU-Kも投入しているが、これはまだ年間3基目であるため、ペナルティの対象外だ。
この結果、ラッセルは20グリッド降格のペナルティを受けることとなり、決勝レースを事実上最後尾グリッドからスタートすることが決まった。
ラッセルのパワーユニットのコンポーネントが不足したのは、開幕戦オーストリアGPの決勝でトラブルに見舞われたことが原因。当初は燃圧の問題だとされていたが、メルセデスが調査した結果、PUのギヤドライブに問題があったことが発覚したのだ。これで第2戦シュタイアーマルクGPに向け、ICE、MGU-H、TCを交換しなければならず、今回そのしわ寄せを食ってしまったというわけだ。
ラッセルはここ数戦、安定して予選Q2にコマを進めており、前回のエミリア・ロマーニャGPでも、セーフティカー走行中にクラッシュしてリタイアするまで、入賞の可能性が非常に高いポジションにつけていた。今回のトルコGPでの追い上げは難しいだろうが、最終盤の中東三連戦に、自身初入賞の期待がかかる。