出水市と医師会が対立 市が「配慮を欠いた」と陳謝(MBC南日本放送)

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鹿児島県出水市と医師会との対立が深まり、医師会がボランティアで行ってきた夜間診療所への医師の派遣を来月から打ち切ると市に伝えた問題で、13日、出水市議会の全員協議会で、市当局が一連の経緯を説明し、陳謝しました。 (出水市 椎木伸一市長)「図らずも不本意ながら、結果として大変ご迷惑をおかけした。申し訳なく思う」 この問題は今月6日、出水郡医師会の來仙会長が出水市の椎木市長らと面会し、出水市野田町の夜間一時救急診療所への医師の派遣を、来月1日から打ち切ると伝えたものです。打ち切りの理由について医師会は、新型コロナの影響で医療現場の負担が大きくなっていることを挙げていますが、医師会関係者によりますと、背景には体制強化を目指す出水市の出水総合医療センターが看護師を募集して、今年に入って出水市、阿久根市、長島町の医療機関からおよそ20人が転職したことがあるとしています。 医師会は「引き抜き」として市に反発していて、事実上の対抗措置とみられます。 13日の市議会全員協議会で市側は、医師会を意向を受けて夜間救急診療所の診療を今月で終了し、出水市の医療センターと阿久根市にある医師会広域医療センターの2か所で対応する方針を示しました。一方、市議からは医師会の反発を呼んだ看護師募集は適切だったのか、問う声も上がりました。 (宮田幸一議員)「なぜ行政がこうした手段で(地域から)看護師を引っこ抜くのか。行政を信頼できないという声を聞いた」 (上須田清議員)「防災無線で継続的に看護師を募集していたが、こんな形で募集していいのか。このままでは(医師会と)信頼関係が損なわれ、地域医療の崩壊につながる危険がある。具体的にどのように関係修復を図るのか」 これに対し市は「配慮を欠いた」と陳謝した上で、今後は医師会に説明するなどして連携を図っていく考えを示しました。出水郡医師会の來仙隆洋会長は「市の説明はまだなく、今後の対応を見守りたい」とコメントしています。

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(2020/11/13)