宮城県にも第3波か? 感染経路不明も増加 専門家「3密+大声+時間に注意」(KHB東日本放送)

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宮城県内の新型コロナウイルスの感染者数は、3月下旬から4月下旬にかけてが第1波、また6月中旬から8月中旬にかけて第2波と見られる増加がありました。 そして8月下旬から11月11日まで毎日感染者が確認され、1日あたりの感染者数も第1波、第2波と比べ増加しています。専門家はこの状況をどのように見ているのでしょうか。 厚生労働省クラスター対策班・東北大学小坂健教授「日本全体を見ますと第2波からもう3波に移ろうとしている状況です。宮城県の状況は1波が2波(の形)がきれいに出ているわけではないんですが、このところの感染者の数が多いということからすると第3波に入りかけていると見た方がいいのではないかと思っています」。 小坂教授は、北海道や大阪で1日あたり最多の感染者が確認される中、宮城県内では10月下旬以降PCR検査の陽性率が10%を超えていることに強い危機感を示しています。 小坂教授「陽性率が5%というのが一つの目安としていることが多い。それからすると10%というのは、PCR検査が足りない可能性があるわけです。もちろん濃厚接触者を検査していることから(陽性率が)上がるということもあるんですが、それにしても10%というのは、検査をしなければいけない人がたくさんいるにも関わらず検査が限りがってそこで目詰まりを起こしているということが言えると思います」。 検査の遅れにより懸念されるのが市中感染の増加です。県内の感染者のうち感染経路が分からない人は、3週間前は約12%だったのに対し、2週間前は約21%、今週は約33%と速いペースで増えています。 小坂教授は以前よりも身近なところに感染リスクが広がっている可能性があるとして、換気の徹底や食事の際に大声を出さないなど対策の継続を強調します。 小坂教授「イギリスでは、『3密+大声+時間』という話をしています。ですから3密になったり、大声を出したりする場所に長期間いないということも大事だと思いますし、宮城県の例でも2次会にいって広がったというケースもありますので、ここ1、2週間の増え方が非常に重要だと思っていますので、皆さんで協力して頑張っていきましょう」。

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(2020/11/12)