大谷翔平の代名詞「160キロ右腕」変わりゆくメジャーでの価値(日刊ゲンダイDIGITAL)

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 ドジャース対レイズのワールドシリーズを見て、「メジャーの投手はやっぱりスゴいなぁ」と感じたファンも多いのではないか。  例えばドジャースが優勝を決めるまでの4、5、6戦で160キロ以上の速球を投げた投手は両チーム合わせて4人。レイズはフェアバンクスとグラスノー、ドジャースはグラテロール、メイが160キロをマークした。投手の160キロはいまや当然とまでは言わないが、珍しいことではなくなったのだ。 「投手の球速が速くなったのは、ここ2、3年でしょう」と、スポーツライターの友成那智氏がこう続ける。 「短いイニングを投げるリリーフはともかく、グラスノーやメイといった先発投手も160キロの速球を投げますからね。投手の球速が最近、急激にアップしたのは全米各地のトレーニング施設や有名な指導者の影響が大きい。基本的には体幹を鍛えるそうで、そういった施設や指導者のもとでトレーニングを積むと、2年くらいのうちに最低でも球速が3、4キロアップするといわれています。例えばダルビッシュは今季、速球の平均球速が154・8キロでした。ここ2、3年で球速が4キロほど上がったのもハードなトレーニングを積んだ成果でしょう」  さて、エンゼルスの大谷翔平(26)は「160キロ右腕」が代名詞のようになっているものの、いまのメジャーは160キロじゃ威張れなくなった。「正しいフィジカルで正しい投げ方をすれば、球速は上がり、コントロールもよくなる」というのが大谷の持論。はやりのトレーニングでさらなる球速アップを狙うのもひとつの方法かもしれないが、160キロが“当たり前”になったのを機にアバウトな制球を磨く方に重心を置くのも手ではないか。

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(2020/11/11)