五輪観客規制は来春決定へ 政府が12日会議で提示(日刊スポーツ)
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政府は新型コロナウイルスの影響で来夏に延期された東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの観客規制について、来春に最終決定する方針を固めたことが10日、大会関係者への取材で分かった。12日に開かれる政府の新型コロナ対策調整会議で示される。
東京大会における観客のあり方を話し合う同会議の第5回会合だが、最大の関心事である「フルスタジアム」か「観客の削減」か「無観客」かという点は「現時点では来夏の感染状況が分からず決められない」とし来春まで引き延ばして判断する。競技場への観客の入れ方は、その時の政府の上限規制に準ずる方針。現在はプロ野球やJリーグなど収容人数が1万人を超える会場では、定員の50%を上限としている。
複数の大会関係者によると、来春に最終決定したい理由に来年2月開幕のJリーグや、3月開幕のプロ野球の動向を五輪にも反映させたい思惑がある。ある関係者は「野球やサッカーが満員なら、オリパラだって同じようにできるということだ」と語った。
また政府は大会時、チケットを保有する外国人は入国を認める前提で対策を検討中。その際は各国の感染状況に応じて防疫措置を取り、入国後は十分な検査と行動管理を講じる。2週間の隔離措置を免除することも検討している。
15~18日に来日する国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長はかねて「世界から観客が来ることを基本に考えている」と述べつつも、感染症対策として観客の削減案も検討していると明かしていた。