猫の難病FIPで旅立った、もずくくん。一緒に過ごせた2か月は宝物(女子SPA!)

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 年明け、かかりつけの動物病院で健康チェックをしてもらい、異常がないことを確かめたかおちさんは去勢手術を予約。しかし、手術当日、病院にもずくくんを預け、2時間ほどすると電話がかかってきました。 「血液検査の結果が悪く、エコーで調べたら腹水が溜まっていて。手術ができる状態ではないと言われました」  FIPには「ウエットタイプ(急性型で腹水・胸水などが溜まる)」と「ドライタイプ(慢性型で神経症状や肉芽腫が起こる)」がありますが、もずくくんはウエットタイプ。やがて、腹水が溜まったお腹は引きずるくらいの大きさに。かおちさんは治療の選択を迫られることになりました。 「もずくはFIP以外に、輸血し続けないと治らないほど酷い貧血だったので、日本で未認可の薬はどういう影響をもたらすか分からないと言われました。また、薬で仮に症状が治まったとしても、人間と違って猫の輸血はなかなか見つからないこともあり、緩和療法を選ぶことにしました」  闘病から1か月ほど経った2月13日、もずくちゃんはかおちさんのそばで、静かに息を引き取りました。 「前日から呼吸が荒くて。楽な体制を維持しながらお気に入りのソファーの上で寝ていたのですが、それから数時間後、朝起きたら隣で亡くなっていました。悲しい気持ちはもちろんありましたが、1か月間、辛い闘病をしたもずくに対し、ようやく楽になれたねという思いもありました」  息子みたいな存在でもあり、病気と闘い抜いた、強くて偉大な家族――。失った愛猫をそう称えるかおちさんは天国に向け、こんなメッセージを贈ります。 「もずくは風邪をひいて、お店でのデビューが遅い子でした。私たちと会わなければ、ペットショップで最期を迎えていたかもしれない。そう考えると、短い間でしたが、うちの子として暮らしてくれて良かったと思います。うちの子になってくれてありがとうと言いたい」  また、かおちさんはもずくくんの死を通して、動物病院での定期検診の大切さを痛感したそう。 「病名を宣告されたときは目に見える症状がなかったので1か月間、生きることができたのかもしれません。お腹が膨らんでから亡くなるまでは、2週間くらいでした。なので、症状が現れてから病院に行くと、病気と向き合う時間(余命)がすごく短くなる場合もあると思いました。FIPはどの猫にも起こりうる可能性がある病気ですし、他の

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(2020/11/10)