不正に作った口座から現金引き出す 少年らを逮捕（テレ玉）
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インターネット証券のSBI証券で顧客6人の資金およそ9800万円が流出した問題で、このうち1人の名義で不正に開設した銀行口座から現金を引き出したとして、埼玉県警は、少年と少女2人を窃盗の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、ともに中国籍で、埼玉県川口市の専門学生の少年19歳とアルバイトの少女19歳です。
2人は、ことし8月と9月、川口市などのコンビニエンスストアのATMで、県内の40代男性名義で不正に開設した銀行口座から現金およそ56万円を引き出した窃盗の疑いが持たれています。
うち、52万円は、名義を使われた男性のSBI証券の口座から送金されていました。
県警によりますとこの銀行口座には、男性が知らないうちに、合わせて3300万円あまりが男性の証券口座から送金されていたということです。
県警は、2人を含むグループがSBI証券の顧客の個人情報を何らかの方法で入手して証券口座に不正にアクセスし、被害男性名義の銀行口座を開設した上で証券口座から銀行口座に送金したとみています。
2人は、「他人名義のキャッシュカードを使ってお金を下ろしたことは間違いない」と容疑を認めています。警察は、2人は現金を引き出す「出し子」で、ほかに指示役がいるとみて捜査を進めています。
