習近平氏「世界の繁栄には中国が必要」 米新政権の「切り離し」路線継続を牽制 (産経新聞)

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 【北京=西見由章】中国の習近平国家主席は10日、テレビ会議形式で開かれた上海協力機構(SCO)の首脳会議で演説し、「中国の発展は世界と切り離すことができず、世界の繁栄も中国を必要としている」と強調した。共産党機関紙、人民日報(電子版)が伝えた。  トランプ米政権は中国を米国や世界のサプライチェーン(供給網)から切り離す「デカップリング」を進めてきたが、米大統領選で当選を確実にしたバイデン前副大統領がこうした路線を継続しないよう牽制(けんせい)した形だ。  習氏は「中国はより水準の高い開放型経済の新体制を建設中だ」とアピールし、各国と協力を深めたい意向を表明。「米国第一」を掲げて対中圧力を強めてきたトランプ米政権を念頭に「互いに利益をもたらす協力は(勝つか負けるかの)ゼロサムゲームにとって代わり、多国間主義はかならず一国主義に勝つ」と主張した。  また「われわれは各国が政治の安全と社会的安定を守ることを揺るぎなく支持し、外部勢力による(SCO)加盟国への内政干渉に断固反対しなければならない」と述べた。民主主義や人権を重視するバイデン氏にくぎを刺す狙いもありそうだ。  上海協力機構は中露と中央・南アジア6カ国の計8カ国で構成される。

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(2020/11/10)