ホンダe のデザインはどのようにして生まれたのか? “生活に溶け込む存在”にするための新たなアプローチ(レスポンス)

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日本でも今年8月に発売となった『ホンダe』のデザインが、世界各地で高い評価を受けている。世界三大デザインアワードのひとつ、レッド・ドット・デザイン賞では最高賞「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を獲得し、昨年イタリアで開催されたミラノ・デザイン・ウィークでも注目を集めた。 関連画像を見る ホンダ本社1階のホンダウエルカムプラザ青山では、11月3日から16日まで、ホンダeのデザインにフィーチャーしたデザインイベントを開催。デザインコンセプトに合わせてコーディネートした生活空間を演出し、デザインストーリーやデザインプロセスを紹介している。 ◆EVデザインの答えを模索し北欧へ 7日にはイベントのファシリテーターを務めるインテリアスタイリストの川合将人氏を迎え、ホンダeのデザインを統括した岩城慎氏、エクステリア担当の佐原健氏、インテリア担当の明井亨訓氏、CMF(カラー・マテリアル・フィニッシュ)担当の半澤小百合氏とともにトークセッションが開催された。 ホンダブランドの4輪デザインを統括する立場でもある岩城氏は、冒頭で次のように語った。 「ホンダのデザインは常に人間中心で考えており、次世代に向けても人間中心で、役に立って、愛される存在であることが方向性のひとつだと思っています。すべての車種がこの方向性というわけではないですが、気持ちの部分ではここに象徴されていると考えています」 こうした方針を受けてホンダeのデザインもスタートしたようだが、佐原氏によれば一筋縄では行かなかったようだ。 「最初に与えられたコンセプトは、欧州向けの小型EVということだけでした。何が求められているか、答えを探しに北欧に行きました。ノルウェーのオスロは世界でいちばんEVが普及しているし、フィンランドは国連が発表する世界幸福度ランキングで3年連続で第1位になっているからです」 スウェーデンのストックホルムでは、EVに乗る高齢女性の意見を聞くことができた。子供のクルマを借りてきた彼女は、普段の生活空間との隔たりを感じているとのこと。これがヒントになった。人の気持ちに寄り添い、生活に溶け込む存在にするなら、これまでと違うアプローチが必要と思ったという。 丸目のヘッドランプは、周囲との間に壁を作らない表情を持つことから採用。キーを持ってクルマに近づくとヘッドランプが点灯し、ドアハンドルがポップア

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(2020/11/10)