コロナ禍で燃料需要減少 宮城の灯油価格 今冬も下落傾向続くか(KHB東日本放送)

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10日の宮城県内は、栗原市駒ノ湯で氷点下の気温を記録するなど、6つの観測地点で今シーズン一番の冷え込みとなりました。 今年はコロナ禍による燃料需要の大幅な減少で、世界的な原油安となっていて、灯油価格の下落傾向はこの冬も続くとみられています。 七十七リサーチ&コンサルティングの田口庸友首席エコノミスト「世界的なコロナ感染拡大に伴う世界経済の停滞。航空需要の燃料需要が減少していることによって、原油価格は前年から2割から3割低い水準にとどまっている」 地域経済が専門で七十七リサーチ&コンサルティングの田口庸友首席エコノミストによりますと、原油安の影響はすでに県内に波及していると言います。 石油情報センターによりますと、おととし以降、県内の灯油価格は18リットル当たり1500円台を保っていました。しかし、今年は新型コロナウイルスによる燃料需要の大幅な減少で、原油価格は下がり始め、緊急事態宣言が解除された5月以降の灯油価格は平年よりも15%ほど安い1300円台で推移しています。 七十七リサーチ&コンサルティングの田口庸友首席エコノミスト「(暖房費の)家計支出は宮城県ではだいたい12月から2月まで平均ですが、9万1000円ぐらいと全国よりも1割ほど高い。エネルギー価格の下落によりまして、家計の負担が緩和されるという効果があると思われます」 コロナ禍で景気情勢は依然として厳しく先行きが不透明なことから、原油価格はこのまま冬も現在の水準で推移すると分析します。 七十七リサーチ&コンサルティングの田口庸友首席エコノミスト「欧州で感染が再拡大しているという状況ですとか、あるいは中国の経済回復にもやや不透明感も漂っているということで、原油価格は当面、現状のまま推移していくということが見込まれています。今回のような原油価格の下落で家計にもたらす恩恵というのは大きいのではないかと思います」

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(2020/11/10)