拉致問題解決へ「金委員長と話を」 地村さん、バイデン氏に望む(福井新聞ONLINE)

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 米大統領選で民主党のバイデン前副大統領が接戦の末に勝利を確実にした。福井県小浜市の拉致被害者、地村保志さん(65)は11月9日、小浜市役所で記者団の取材に応じ、バイデン氏について「拉致問題を引き続き(国際社会で)取り上げて、(北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に)話しかけていってほしい」と述べた。拉致問題解決に向け「多国間で(北朝鮮に)圧力をかけ、最後は日朝の2国間交渉で解決すべきだ」とし、あらためて日朝首脳会談の実現を求めた。  地村さんはトランプ大統領について「金委員長と会って、拉致のことを話してくれた面では大変良かった。拉致被害者家族にも直接会った。日米が連携し、国際社会で拉致問題を取り上げてきた」と評価した。  ただ「米国は米国の立場で(核、ミサイルと絡めながら)拉致の話をしている。日本政府が中心になって動き、問題解決に持っていくような形を取ってほしい」と指摘。「菅義偉首相は拉致問題担当相もしていたので実情は知っている。安倍晋三前首相の路線を継承し、北朝鮮との交渉を進めてほしい」と述べた。  今年、いまだ帰国を果たせない拉致被害者の家族の死去が相次いだ。有本恵子さん=失踪当時(23)=の母嘉代子さんは2月、横田めぐみさん=同(13)=の父滋さんは6月、地村さんの父、保さんも7月に亡くなった。  「解決への焦りはあるか」という記者の質問に、地村さんは「ある」と断言。「時間がない。私自身も帰国から18年の歳月がすぎ、この問題が昔の(話の)ように思えてきた。今、被害者を救出しないと、悲しい歴史の話になってしまう」と危機感を募らせた。

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(2020/11/10)