臨床で90%効果あったファイザーのコロナワクチン、欧米日は既に供給確保…韓国は?(朝鮮日報日本語版)
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米ファイザーと独ビオンテックが共同で開発中の新型コロナウイルスワクチンの予防効果が90%を超えるとのニュースを受け、世界各国がワクチンをいち早く確保しようと一層活発な動きを見せそうだ。既に米国、カナダ、英国、欧州連合(EU)、日本はファイザー・ビオンテックとワクチンの供給契約を締結した。韓国政府もファイザーと協議中だという。政府は海外のワクチン開発企業との個別交渉を通じ、約2000万人分のワクチンを確保する計画だ。
ファイザーは9日(現地時間)、年末までに新型コロナウイルスのワクチン5000万回分(1人2回接種時は2500万人分)のワクチンの生産が可能になると発表した。これは、米国食品医薬品局(FDA)が要求する安全性データに問題がなく、今月中にワクチンの緊急承認申請が出されると仮定した場合だ。ファイザーは今月第3週にもFDAに緊急使用承認を申請する計画だ。来年には最大13億回分の供給を目標にしている。
すでに世界各国はファイザーとビオンテックからワクチン供給を受けるために早々に列を作った。米国が1億回分の優先供給と5億回分の追加購入オプションを含む計6億回分、EUは3億回分、日本は1億2000万回分、英国は3000万回分などだ。
韓国も、具体的な数量には言及していないものの、ファイザーからワクチンの供給を受けるための話し合いを進めていると把握されている。韓国政府は全国民の6割に当たる3000万人分のワクチン確保を目指している。1000万人分はCOVAXファシリティーを通じて確保し、2000万人分は開発企業との交渉によって供給を受ける計画だ。COVAXファシリティーはGAVI (ワクチンと予防接種のための世界同盟) が新型コロナウイルスワクチンの公平な普及のために立ち上げた仕組みで、全世界でのワクチンの共同調達と公平な分配を目標にしている。開発企業との交渉は、海外企業が生産したワクチンの輸入と、ジェネクシン、チンウォン生命科学、SKバイオサイエンスなどによる国内開発分の確保のツートラック方式で進めている。
9月15日に保健福祉部(省に相当)のイム・インテク保健産業政策局長は背景説明の記者会見で「ファイザーやジョンソン・エンド・ジョンソン、モデルナなども既に、韓国政府にワクチン供給の意思を示している」として「具体的に購入契約を締結するには至っていない