バイデン政権誕生へ始動、コロナ対策メンバー発表へ(日刊スポーツ)

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第46代米大統領の座を当確とした民主党のジョー・バイデン前副大統領(77)は8日(日本時間9日)、次期政権への移行に向け、本格的に始動した。 選挙公約の柱でもある新型コロナウイルス対策を担う専門家チームのメンバーを翌9日にも発表するとしている。AP通信はバイデン氏が副大統領を8年間務めた前オバマ政権で医務総監だったマーシー氏の就任が有力であると、伝えた。陣営では8日、ウェブサイトを新たに立ち上げ、「就任初日から取り組む」と宣言しているコロナ禍、経済問題、人種差別、気候変動の重要課題に積極的に取り組む姿勢を明らかにし、バイデン政権誕生へ動きだしている。 来年1月20日の大統領就任式をにらみ、高官人事も近く公表される予定だ。大統領首席補佐官には副大統領時代の首席補佐官クレイン氏や黒人のリッチモンド下院議員、また国務長官には副大統領候補の1人だった黒人女性のライス元大統領補佐官の名前があがるなど、女性や人種に配慮した起用で多様性を打ち出すとみられている。 選挙戦ではトランプ支持者との分断が深刻化した。バイデン氏は7日の勝利宣言で「敵ではない。同じ米国民だ」と融和、結束を訴える異例の演説を行った。バイデン氏が共和党関係者を要職に起用することも検討されている、とする報道もあり、次期大統領のかじ取りに注目が集まる。

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(2020/11/09)