子どもが高熱、コロナと思い込む前に保護者がすべきことは(福井新聞ONLINE)

【リンク先抜粋】
 インフルエンザは皆さんもご存じだと思いますが、主に冬に流行するウイルス感染症です。普通の風邪との違いは、高い熱が見られ、頭痛や関節痛なども伴い、全身倦怠(けんたい)感も強いことです。 ■インフルエンザの検査について  今年は新型コロナウイルス感染症の流行も収まっておらず、同時流行の可能性が考えられています。新型コロナウイルスとインフルエンザは、熱が出たり、咳(せき)が出たりと主な症状が似ていて見分けがつきにくいとも言われています。  検査ですが、インフルエンザは、基本的には鼻の奥から綿棒で検体をとって、ウイルスの存在をみる検査(抗原検査)が標準となっています。新型コロナでは、報道などでもよく聞くPCR検査やインフルエンザと同様の抗原検査も行われています。  鼻の奥から検体をとる行為は、新型コロナウイルスに感染する可能性のある危険な処置とみなされています。インフルエンザを疑っての検体採取であっても、この冬は防備した医療者が担当したり、採取場所を工夫したり、鼻の奥の代わりに、鼻の入り口からの採取や鼻かみ検体を使用するなどの対策をする必要があり、各医療機関がいろいろ知恵を絞っているところです。 ■この冬、熱が出てもあわてないで  インフルエンザは主に子どもさんの間で流行しますが、現時点では新型コロナは小児感染者は少ないと言われています。  子どもさんが高熱を出しても、周りに新型コロナの発症者、濃厚接触者がいないか、家族に発熱者がいないか、新型コロナ流行地域へ行っていないかなどを冷静に判断しましょう。またインフルエンザの流行状況も考え、新型コロナの可能性が低いようであれば、あまりパニックにならないようにしましょう。  インフルエンザにはワクチンや有効な治療薬も存在します。シーズン前にワクチン接種で予防するのが一番大切です。(石原靖紀/福井県小児科医会)

続きはこちら

(2020/11/09)