アメリカは、よその国のプラスチック汚染をディスってる場合じゃない(ギズモード・ジャパン)
【リンク先抜粋】
輸出廃プラの25%以上は汚れや劣化が激しくてリサイクルできないものでした(ラップや汚れた食器など)。どっちみちリサイクルしようにも、受け入れ国にはその基盤がないため、けっきょく海や山に捨てられてしまうことも多いんですが、押し付けてしまえばあとは野となれ山となれで米国は見て見ぬふりができます。
現に過去の調査では、米国内の合法的なごみ処理(埋め立て処理や焼却施設、リサイクルセンターなど)や不法投棄だけが対象でした。よく引用される2015年の調査でも米国は世界20番目のプラごみ排出国とあって、上位10にすら入っていません。
でもそれは単に輸出分をカウントしていなかったからであって、今回、輸出分と国内投棄分を両方カウントしてみたら米国は世界第3位の海洋プラごみ排出国だった、というわけ。投棄されるスーパーの袋やストローなどを全部積み上げると「ホワイトハウスの庭の広さとエンパイアステートビルディングの高さ」になるそうですよ?
グリーンピース米国支部プラスチック国際事業責任者のGraham Forbesさんは「先進国の企業と政府は長年アジア諸国をスケープゴートにしてきたが、米国がどの国よりもプラごみを出していることが調査でやっと明らかになった。自国の問題を他国に責任転嫁するのはやめて、アメリカも使い捨てプラスチック中毒をなんとかしないといけない」とメール取材で語っています。本当だね…。