三英傑+明智光秀、松永久秀が一堂に会した「金ヶ崎の退き口」。コロナ禍撮影の無念と、一瞬だけ登場した17歳の国民的美少女【麒麟がくる 満喫リポート】(サライ.jp)

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編集者A(以下A):今週の第31話は「金ヶ崎の退き口」が描かれましたが、コロナ禍であることを恨めしく感じる回になりました。 ライターI(以下I):コロナ禍前に撮影を終えた前半戦のクライマックス長良川の戦いはしっかりロケで撮影されました。ところが長良川に匹敵する金ヶ崎の退き口が、地図上で説明されるとは……。 A:金ヶ崎は、信長、秀吉、家康の三英傑に加えて、明智光秀や松永久秀が一堂に会した場所なのですが、ドラマの中では勢ぞろいしたシーンがありませんでした。苦肉の策でしのがざるを得なかった制作陣の無念を感じます。 I:その中で、冒頭に9月に私たちが取材で訪れたばかりの国吉城が登場しました。ドラマの中でも紹介された通り、信長が軍議を開いた城です。 A:信長(演・染谷将太)はこの城に3日間逗留し、金ヶ崎、手筒山両城を攻めてあっという間に落としたそうです。一気に一乗谷に攻め込もうというときに、妹婿である浅井長政(演・金井浩人)の裏切りを知ることになります。これまでの大河ドラマなどでは、信長妹のお市(演・井本彩花)が小豆袋を送って長政離反を伝えるという場面が多かったですが、今回はそのエピソードは採用されませんでした。もともと史実ではないエピソードですから、それは是としたいと思います。 I:『麒麟がくる』では、明智左馬助(演・間宮祥太郎)が書状を携えて光秀に情報をもたらすという展開でした。9月に若狭を取材していなければ、なんとご都合主義な展開かと思っていたかもしれません。 A:そうですね。若狭の熊川宿(福井県若狭町)の若狭鯖街道熊川宿資料館(宿場館)で展示中の細川藤孝(演・眞島秀和)宛ての光秀書状によると、朝倉攻めにあたって、光秀は熊川に先遣隊として信長出陣に先んじて行動していたことがわかっています。 I:細川藤孝宛ての書状には、現状特段に異状はないようだという趣旨のことが書かれていますが、その後も周辺の情勢に目を光らせていたため、配下の左馬助が浅井離反の情報を手に入れたと考えることができるわけです。 A:ちなみに細川藤孝の正室麝香(じゃこう)は、熊川の領主沼田氏の出身とのことでした。藤孝と昵懇だった光秀は、この地に土地勘があったのだと思います。そう考えれば、殿(しんがり)を命じられたのも納得させられるわけです。 I:なるほど。でも浅井長政離反の報を聞いた信長の狼

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(2020/11/08)