ファッションで考える「男性学」──「男はこうだ」はなくていい【前編】(GQ JAPAN)

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LESSON 01:男だって装飾を楽しんでいい お花に柄物、ボウタイにフリル。これらが女性的とされるようになったのは実は最近。たとえばロココ時代の男性は驚くほど装飾的ですし、刺繍に凝ったのはむしろ男性でした。だからもしあなたが、自分がフリルを好まないのが「男だからおのずとそう」だと思うならそれは短見というもの。本当に自分が好きな服装を、視野を広げて模索してみましょう。 ■部屋に花を飾ってもいい、庭いじりが趣味でもいい フランスの画家、フラゴナールの「ぶらんこ」モチーフを全面にあしらったセーターに袖を通したら、気分はロココ。まるで青年貴族だ。今季のディオールはパンク・ファッション界の巨匠、ジュディ・ブレイムに捧げられた。ディオールらしい優雅さと、パンクの反抗力とが融合したスタイルには、性別による思い込みを質す力がみなぎっている。 LESSON 02:ピンクを着たっていい 「ピンクは決然としていて力強いため男の子にふさわしく、青は繊細で上品であるため女の子にふさわしいのです」──これは1918年に発刊されたとあるアメリカの雑誌にあったフレーズ。いま、われわれはピンクを女の子の色だと思っています。しかしそれは、むかしから当たり前のことだったわけではありません。もしあなたがピンクに惹かれるのならどうぞ躊躇しないで! ■モードなピンクが充実 「1MONCLER JW ANDERSON」のトゲトゲダウンに、お揃いのマフラーでインパクト大爆発。こちらはドットとスパイクというJW アンダーソンのもっとも特徴的なアイコンを詰め込んだセットアップだ。役者が衣装を身につけて初めてその役になりきれるというように、楽しげな服は楽しい表情を、楽しげな態度は楽しい出来事を連れてくるはず。モードでピンクな服に挑戦するなら、いまでしょう! LESSON 03:男性性の新解釈! 男は酒と葉巻を愛する。スポーツを好み、友人とのおしゃべりよりも孤独に憩う──そんなイメージだけが男っぽいわけではない。友達とカフェで話題のコンブチャを飲んだり、室内でゲームしながら恋愛話に興じたりしても、居心地の悪さを感じる必要はありません。いつもの友達を「1杯飲もうよ」ではなく「お茶しようよ」と誘ったら、意外としっくりきたりして。 ■プラダの見せる新しい男性像 プラダは男性性からの男服の解放にいち早く取

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(2020/11/08)