今は雇用を守るべき~中小企業向け給付金打ち切りが危険な理由(LIMO)

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給付金を受け取っているのがゾンビ企業だけであれば、まだ良いのですが、実際には効率的な企業であっても需要が落ち込んでいるために給付金を受け取っているところは決して少なくありません。 通常の不況であれば、非効率なところから順番に淘汰されていくという面はあるのでしょうが、新型コロナ不況の場合には効率性と無関係に業種によって淘汰されてしまうわけです。 たとえば効率的な経営をしている旅館であっても、人々が新型コロナを恐れて旅行に行かなければ淘汰されてしまいます。そうなれば、旅館は取り壊され、備品は二束三文で叩き売られ、ノウハウや信用や顧客リストといった無形資産は雲散霧消してしまいます。 これは日本経済にとって極めてもったいない話です。新型コロナが収束してから旅館を再び立ち上げようとすれば、非常に大きなコストと労力が必要になるでしょう。そんなことにならないように、効率的な旅館の倒産は何としても防がなければならないのです。 効率的な旅館は支援し、ゾンビ旅館は淘汰する、といったことを考える論者もいるでしょうが、実際には見分けることは容易ではなく、手間と時間がかかるでしょう。その間に廃業してしまう旅館が出ては困りますから、緊急の措置として全部の旅館を支援すべきでしょう。

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(2020/11/08)