在宅勤務が続いて体調不良に…、労災の申請はできますか?(Suits-woman.jp)
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労災は、業務に起因して確率的に多くの人に起こりうる事故のような場合は、認められる可能性が高いでしょう。
しかし、あなたがおっしゃる不調は仕事のみならず、加齢や疲労、プライベートのストレス、姿勢その他生活習慣などが絡み合っており、“会社業務が直接的な原因”とは断定しにくいものです。
ですから、労災申請したとしても、受理される可能性は低いと考えられます。
ただ、これから在宅勤務が常態化すると、問題のあるケースが表面化してくるかもしれません。
在宅勤務が続くようであれば、休憩、業務時間、作業場所など在宅勤務のルールが定まっているかとか、そのチェック方法等もとても重要になってきます。在宅勤務により業務量が多くなったということですが、納得できないことは、上司に相談してみてはどうでしょうか。
厚生労働省においてガイドラインを定めていますので、現状の勤務状況がガイドラインを越えるような内容になっているかどうか等判断の目安になると思います。
厚生労働省のガイドラインなどを参考に、上司などに相談してはいかがでしょうか。
(教えてくれた人/柳原桑子さん)
第二東京弁護士会所属 柳原法律事務所代表。弁護士。東京都生まれ、明治大学法学部卒業。「思い切って相談してよかった」とトラブルに悩む人の多くから信頼を得ている。離婚問題、相続問題などを手がける。『スッキリ解決 後悔しない 離婚手続がよくわかる本』(池田書店)など著書多数。