コンパニオン除外で石和温泉困惑 GoTo「忘年会シーズン前に…」(産経新聞)

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 政府の観光支援事業「Go To トラベル」からコンパニオンによる接待を伴う旅行商品が対象外になった。歓楽温泉街として知られる山梨県の石和(いさわ)温泉(笛吹市)の宿泊業者は、新型コロナウイルス感染拡大によるインバウンド(訪日外国人客)低迷からの回復を期待していたが、「忘年会シーズンを前に…」と困惑を隠せない。(渡辺浩) 【図でみる】Go To トラベルの概要  ■発端は週刊誌報道  コンパニオン除外の発端となったのは週刊文春の報道だった。10月29日発売号で「『セクハラごっこプラン』にも税金が」と、静岡県伊豆地方にある旅館のコンパニオンプランが「Go To」の割引対象になっていることを疑問視した。  コンパニオンにはお酌や会話で宴会を盛り上げる一般コンパニオンと、お色気系の「スーパーコンパニオン」があり、記事になったのは後者だ。  観光庁は同日、税金で補助するのは適切ではないとして、コンパニオンによる接待サービスが付いている宿泊商品を11月6日出発分の旅行から対象外とすると発表した。  この旅館の責任者は産経新聞の取材に対し「事前にコンパニオンプランは対象なのか事務局に確認し、『大丈夫』と言われたから入れていた。最初からよく考えてやってほしい」と憤慨した。  ■歓楽街として発展  お湯が湧き出したのが昭和36年と歴史が浅い石和温泉は温泉街の情緒が乏しく、芸者やコンパニオン、スナックなどの歓楽温泉街として発展。バブル崩壊後は家族連れやインバウンドにも力を入れていたが、新型コロナで大きな打撃を受けた。  コンパニオンプランの除外について、石和温泉旅館協同組合の河野佳一郎理事長は「販売ツールが1つ減るわけだから困る。事態の推移を見守りたい」と話した。  「スーパーコンパニオン180分プラン」などがあるホテルの役員は「忘年会シーズンを前に、なぜいま変更するのか。国は、私たちはともかくお客さまに説明すべきだ」と怒りをあらわにした。  観光庁は、宿泊料金とコンパニオン料金を明確に分けて販売する場合は宿泊料金の割引を認めるとしている。だが業者は「分離は事務作業が複雑になる」と口をそろえる。  ■理由はコロナ対策  一方で、表向き冷静に反応する業者もある。コンパニオン宴会予約サイトで上位にランキングされている旅館の支配人は「コンパニオンプランのお客さまの

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(2020/11/08)