坂東玉三郎「長谷川君の父と知り合い」大河出演理由(日刊スポーツ)

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歌舞伎俳優坂東玉三郎(70)が8日、都内で行われた「十二月大歌舞伎」(12月1~26日、東京・歌舞伎座)の取材会に参加した。 【別カット】「十二月大歌舞伎」の取材会に出席した坂東玉三郎 玉三郎は日本神話を題材にした舞踊劇「日本振袖始(にほんふりそではじめ)」に出演。大蛇の化身「岩長姫実は八岐大蛇」を演じるのは5度目となる。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、歌舞伎座は3月から休演。8月の再開から9月、10月と積極的に出演してきた。玉三郎は「公演自体は落ち着いてできていて、慣れてきた。『日本振袖始』という1時間の演目で歌舞伎らしいものをと、今回決めさせていただいた。無事に済ませたいと同時に、できる限りいいものを作ってお届けしたい」と意気込んだ。 舞台に立てなかった期間の心境を聞かれると「この年齢になると、あまりバタバタしなかった」と回想。自粛期間中は自分のリズムで活動し、体力は充実しているという。収束が見えない中で上演が続くが「いただいたものを誠実にやるだけ。たとえ中止になっても、それで慌てない」と悠然と構えた。 感染防止のため、共演の中村梅枝(32)尾上菊之助(43)とは個別で稽古をするが「2人とも勉強家なので、大丈夫」。衣装の打ち合わせを電話でこなすなど、極力対面を避ける対策を取っており「楽屋の往来がないから、気遣いがいらない。これはいいな」と笑った。 長谷川博己(46)主演のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」では、正親町天皇を演じる。今作がドラマ初出演となるが、その理由の1つについて「長谷川君のお父さんと知り合いだったんです」と、長谷川の父で建築史家の尭さんと旧知の間柄だったことを告白。玉三郎が二十歳の頃、雑誌の特集で出会ったといい「ご子息が俳優になっていたことを知らなくて、俳優だったんですねとなった」とやりとりを振り返った。 昨年4月に尭さんは亡くなったが、その後長谷川本人から大河主演を知らされたといい「『僕、来年大河の主役なんですよ』と。じゃあワンシーンだけ出た方がいいかもしれないわねなんて話をしていたら、このように」と経緯を語った。 初のドラマ撮影には「緊張しました。初めてだし、帝だし」と笑顔。歌舞伎以外のフィールドを楽しんでいるようすで「任せきる楽しみ。うちのテリトリーじゃないから、材料になりきるのはすごく楽でした」と話した。

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(2020/11/08)