【コラム】「科学界のBTS」に希望を見た(朝鮮日報日本語版)

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 アイドルグループ防弾少年団(BTS)は、世界の人々を熱狂させるスターだ。数年前の時点でも、BTSのようなグローバルなスーパースターを韓国が輩出するはずだと予想した人はほとんどいなかっただろう。今や、韓国語を知らない外国人が「MIC Drop」のような歌を口ずさむ様子は何ら不自然でない。最近、本紙が「ノーベル賞を夢見る若手科学者」と紹介した40代の若き科学者らをインタビューしていて、ひょっとすると韓国科学界からも間もなく世界的なスーパースターが出てくるのではないか、という希望を抱くようになった。 ■韓国のデジタル競争力は8位、日本27位、TOP10は?  インタビューする際、科学者らに「研究は面白いか」という共通の質問を投げ掛けた。皆、1秒のためらいもなく「研究はすごく楽しい」と語った。科学者らは、個人的な質問に対しては恥ずかしがったが、研究内容については非常にうれしそうに説明した。彼らの人生の目標は、学位を取ったり大学教授になったりすることを超えたもので、本質的かつ原初的だった。彼らが持っている意味と価値について話を聞くたび、これは事実なのかという思いを抱きもした。誰もが一様に、個人の栄達や富貴、栄華ではなく「人類のための研究」に言及した。彼らから、世俗的な成功やお金などの単語を聞くことはなかった。  かつて韓国経済が高度成長していたころ、韓国の科学者らも先進国に追い付くのに忙しかった。先生の話をよく聞いて、言われたことを上手にできた人が、いい待遇を受けた。特許や論文を一つでも多く出してこそ認められた。研究を楽しむ余裕すらなかっただろう。だが新世代の科学者らは違った。彼らが今まで成果を出すまで、つらく厳しい過程に耐えることができたのは「ただ研究することが好きだったから」だという思いを抱いた。

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(2020/11/08)