凛として時雨が初の配信ライブで証明した、15年前から確立されていた唯一無二の存在感(ぴあ)
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11月7日、凛として時雨が初の配信ライブ『凛として時雨 15th anniversary #4 for Extreaming Live Edition』を公開した。
【全ての写真】凛として時雨 初の配信ライブ『凛として時雨 15th anniversary #4 for Extreaming Live Edition』の写真(全5枚)
今回のライブは、2005年に発表したインディーズデビュー作『#4』のリリース15周年を記念して、TK(Vocal & Guitar)自らリマスタリングをした『#4 -Retornado-』が数量限定でリリースされることに合わせて行われたもの。監督はTK from 凛として時雨の配信ライブ同様、最勝健太郎が担当しており、『#4』からの楽曲を中心とした貴重なセットリストとなることが事前に予告されていた。
SEのノイズが鳴り響く中、ステージに向かうメンバーの姿が映し出され、3人が三角形になって向き合う形で位置につくと、「Sadistic Summer」からライブがスタート。
発表当時はよく「予測不能」と評された、緩急の効いたプログレッシヴなアレンジや、バンドの真骨頂とも言うべきTKと345(Vocal & Bass)の掛け合い、手数の多いフレーズをクールに熱くプレイするピエール中野(Drums)のスタイルは、すでにこの頃から完成されたものだったことが伝わってくる。
疾走感が心地いい「テレキャスターの真実」、バンドのポップな側面を示す「CRAZY感情STYLE」など、序盤から『#4』の収録曲が続き、動きのある映像と凝ったライティングによって、生のライブさながらの臨場感が伝わってくる。345の推進力あるベースがグルーヴを引っ張る「トルネードG」や、TKが小気味いいカッティングを聴かせる「O.F.T」といったあまりライブで演奏されないレアな曲が聴けるのは、特別なライブならではだ。
深いリヴァーブ/ディレイのかかったTKのギターによるアルペジオに合わせ、暗闇に徐々に光が射していく「Acoustic」では、沈み込んでいくかのようなディープな世界を作り上げた前半から一転して、後半ではバンド全体がバースト。そのドラマチックなコントラストを、映像美がさらに引き立てている。無数のサーチライトに照らされて始まった「ターボチャージャーON」では、繊細な