ロックギターの頂点を極めた天才ジミ・ヘンドリックスの生前最後のスタジオ録音アルバム『エレクトリック・レディランド』(OKMusic)

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今でも僕は、ジミヘンが未来から来たのではないかと時々思うことがある。それぐらい彼のギターは、革命的で独創性に満ちていた。70年代初頭、彼のことを知った中2の頃は、日本におけるロックとはギタリストありきの音楽であった。エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベックの3人に大きな注目が集まっていて、御多分に洩れず僕もクリームやツェッペリン、ジェフ・ベック・グループなどを聴き狂っていたのだが、ある日ジミヘンのアルバムを友だちに借りて聴いてみると、そこにはこれまで聴いてきたロックとは次元の違う音楽があった。 そのアルバムこそが2枚組の大作『エレクトリック・レディランド』で、それ以降はジミの情報を雑誌やライナーなどで貪り読み、彼がすでに亡くなっていること、右利き用のギターを左利き用のギターとして弾いていたこと、ロッカーなのに黒人であることなどを知る。そして、後追いながらも彼のデビューアルバムから遡って聴くことになるのだ。67年、すでに「フォクシー・レディ」「パープル・ヘイズ」など、後のハードロックの原型となる作品をリリースしていて、エフェクターを効かせた彼のギタープレイには驚かされたものだ。

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(2020/11/08)