aiko「楽しいことって一生は続かない」 ちょっとネガティブな部分を告白(J-WAVE NEWS)
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『ハニーメモリー』は、別れた恋人への思いを吐露する内容だ。「いつも悪いなって思ってたよ 夜明け前に帰ると洗面所だけ電気が付いてた」というAメロの歌詞が、最初に浮かんだそう。
aiko:このときは、自分がこういう気持ちだったというか、こういう心境に陥っていて、それがそのままブワッと歌詞に出てきた感じでしたね。普段の曲は「あたし」で書いているんですけれど、今回の曲は一人称を「僕」で書きました。だから「相手はこんなふうに思っていたのかな」と「私はこんなふうに思っていたな」という混ざった曲だという感じが、できあがったあとにしました。「あたし」を使うと女性目線なので、女性として生きてきて思っていても言葉にしないことがいっぱいあって。でも、「僕」を使うと、なぜか自分のなかに留めていたことが全部出てくるんですよね。「僕」という言葉を使うと、思っていることを素直に言えている気がします。
歌詞には、実体験が活かされている。
aiko:好きな人に言われたことで嬉しかったり、悲しくなったり、心ないことを言われてしまったり、人と人なんでいろいろあるじゃないですか。そのときに、「この人の前でずっと笑ってるにはどうしたらいいやろ?」「ああ、一回死んで生まれ変わるしかないねんな」と思ったことが何度かあって、その記憶が心の底にサビみたいにこびりついているんですよね。それが『ハニーメモリー』の歌詞になりました。
aikoは「たぶん、私は悲しい曲を作るほうが好きなんだと思います」と自己分析する。
aiko:あと、性格なんやと思うんですけど、「楽しいことって一生は続けへん」みたいな(笑)、ちょっとネガティブなところがあって。すごくいいことがあったら悪いことがくるんじゃないかと思って、夜中に落ち込んでしまうことが多いんですね。たとえば、好きな人と両想いなのかもしれないと思った瞬間も、ふられたときのことを想像して「ダメかもしれない」って思うことが多くて。そういう悲しい曲のほうが歌詞にしたいと思うんですよね。楽しいときは携帯とかを見ていて、悲しいときは気持ちを文字にすることが多いです。