「ショック療法が必要」11月24日がトゥヘル監督のXデーに?パリSGで揺れる“ふたつの椅子”【現地発】(SOCCER DIGEST Web)
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チャンピオンズ・リーグ(CL)グループステージ第3節で、出場3クラブが全て敗れたフランス勢。そのなかで王者パリ・サンジェルマンが、不気味に揺れ始めている。
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とくに揺れているのはふたつの椅子だ。まず、スポーツディレクターのレオナルドと「戦争状態」にあると言われるトーマス・トゥヘル監督の座が、ますます怪しくなってきた。
原因は何と言っても、11月4日に行なわれたCLのRBライプツィヒ戦(1-2)で不覚をとり、グループH3位(勝点3)に留まったことだ。
今シーズンのCLでは、第1節のマンチェスター・ユナイテッド戦も不甲斐なく落とし、第2節のイスタンブール戦に勝利しただけ。つい2か月ほど前にクラブ史上初のファイナル進出を果たしたクラブとは思えないほど、変わり果てた姿を世に晒している。
加えてトゥヘル監督の選手起用も、大きな議論を呼んでしまった。
メルカート終盤にレオナルドSDが獲得したポルトガル代表ダニーロ・ペレイラを、トゥヘル監督は10月24日から、本職の「6番」ではなくCBで起用。逆にキャプテンのマルキーニョスを本職のCBではなく「6番」に起用して、これに固執してきたためだ。ある選手は「いったい何だ、このフォーメーションは?」と思わず皮肉ったという。
このためメディアは、「レオナルドへの当てつけだとしたら、あまりにも自分優先で許しがたい!」、「さすがにそれはないだろう、本当に中盤はマルキーニョスに依拠するのが最善策と思っているに違いない。だがやはり誤りだ」と大騒ぎに。推測は真っ二つに割れていた。
そうしたなかでのRBライプツィヒ戦の敗北。しかもダニーロ自身がこの試合後に、「ディフェンダーは僕のポジションじゃない。僕はミッドフィルダー。監督の指示なのでそれに従っている」とテレビ番組で発言したからたまらない。
一方、マルキーニョスはラジオ『RMC』の質問に、「ジャッジはあなた方に任せる。僕は自分がしなければならないことを知っているから」と静かに答え、インテリジェンスを崩さなかった。ただ試合終了ホイッスルが鳴った直後に、なぜか監督との会話を拒否。また私的な場では「センターバックでプレーしたい」と繰り返しているらしい。
「CBの実力は誰よりも上」と言われながら、