【MotoGP】クアルタラロ、ウエットで大苦戦。決勝はクラッシュ覚悟?「攻めなければタイトル争いは”終わり”」(motorsport.com 日本版)

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 スペイン・バレンシアのリカルド・トルモ・サーキットで開催されているMotoGP第13戦ヨーロッパGP。ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)は、週末を通じてウエットコンディションに苦しんだが、比較的ドライに近かったFP2で9番手タイムを残し、予選Q2に直接進むことができた。  しかし予選は、ラインが乾きつつあるもののウエットコンディション。クアルタラロはまたも苦戦し、ポールポジションを獲得したポル・エスパルガロ(KTM)から1.5秒遅れの11番手で予選を終えた。  決勝レースはドライコンディションで行なわれる可能性が高いが、リカルド・トルモ・サーキットはオーバーテイクが難しいことで知られており、クアルタラロは最高速で遅れを取るヤマハのバイクでオーバーテイクする難しさを何度も訴えてきた。  しかし、ランキング6番手のアレックス・リンス(スズキ)が2番手、ポイントリーダーのジョアン・ミル(スズキ)が5番手から決勝レースをスタートすることを考えると、クアルタラロは序盤から積極的に攻めていかなくてはいけないと語った。 「正直なところ、ポジションを考えれば失うものはないんだ」  今回の決勝レースが今季最も重要なレースになるかと訊かれ、クアルタラロはそうmotorsport.comに語った。 「僕の目標は、チャンピオンシップを勝ち獲ることだ。もし明日の決勝で大きなリスクを冒さなければ、終わりだ」 「だから今はベストを尽くそうという気持ちでいる。決勝では、必要があれば本当に積極的に攻めていく。もしクラッシュしたりすることがあったとしても、それは正当な理由があってのことなんだ」 「可能な限りベストを尽くしたい。もちろん、決勝前の20分間のウォームアップはとても重要だ。でも、良いレースをすることが本当に重要なんだ」  クアルタラロは、ウエットでのフィーリングを改善するために、できる限りのことを試してみたという。それでも状況はあまり改善されず、普段はウエットコンディションでも「問題ない」と話すクアルタラロも、今回ばかりは戸惑っているようだ。 「ブレーキのかけ方や使い方を変えたり、バイクの倒し方を変えたりと、ライダーとして出来ることは全部試したんだ。それでもフィーリングは変わらなかった」 「常にフロントのグリップを失い、リヤのグリップを失い……常に滑っ

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(2020/11/08)