平均72・6歳「いいねダンス」のワイルドワンズ「俺たちじじいなんだよ」観客は笑いこらえ拍手(中日スポーツ)
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グループサウンズ「ザ・ワイルドワンズ」が7日、東京都内で結成54周年記念公演「お楽しみはこれからだ!2020秋~歌って、笑って、感謝して~」を開催した。観客の前で9カ月ぶりとなるライブは大ハッスル。平均年齢72・6歳超を感じさせず、若々しい「いいねダンス」も披露した。
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70歳を超えた3人が片足ジャンプをした。アンコール後に名曲ヒットメドレーを披露すると、DA PUMPの大ヒット曲「U.S.A.」まで挑戦した。キレキレの「いいね」ダンスに600人の観客は笑いをこらえ、拍手した。植田芳暁(72)は「俺たちじじいなんだよ」と肩で息をしながら笑った。
【写真】72・6歳まさかの「いいねダンス」
同グループは1966年11月5日にデビュー、グループサウンズのさきがけとなった。今年はコロナ禍で2月以来、観客の前で歌うことができなかった。植田は「待望のライブ。ありがとう」と感謝し、55周年に向けて「ゴジラ松井の背番号に並んじゃう」とおどけた。この日は、15年に亡くなったリーダーの加瀬邦彦さんの次男・友貴さん(38)も加わった。
ライブ中盤では後輩となるザ・タイガースの曲とグループの曲を交互に歌唱する特別企画も用意した。2010年にはザ・タイガースの沢田研二(72)と「ジュリー with ザ・ワイルドワンズ」として活動してきた。島英二(73)は「冥土の土産になった。ジュリーはおいしい店で全部おごってくれた。いいやつ」と明かした。
この日のライブでは「あの頃」からスタート、名曲「想い出の渚」など全22曲を完走した。配信ライブも毎月行っており、鳥塚しげき(73)も「コロナの感染がなくなった後に向かって準備しています。きょう、この日を迎えられてよかった」と話した。ラストは4人そろってポーズを決め、万雷の拍手を浴びていた。