美貌をかなぐり捨てた壮絶な演技…ニコール・キッドマンが歩む、“攻め”のキャリア(MOVIE WALKER PRESS)

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『スキャンダル』(19)や『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(17)など、50代に入り、作品選びがますます攻めの姿勢を感じさせるニコール・キッドマン。最新作『ストレイ・ドッグ』(公開中)では汚れ役とも言える女性刑事を熱演している。 【写真を見る】いまとなってはレアな2ショット!“トム・クルーズの妻”として注目されたのはもはや昔のこと 1967年生まれ。14歳の時に故郷オーストラリアでスクリーンデビューした数年後には、トム・クルーズのラブコールで実現した『デイズ・オブ・サンダー』(90)でハリウッドデビュー。この作品をきっかけにトムと交際1か月で結婚するが、2001年に離婚。「この傷心を癒すには長い時間がかかった」と後に語っている。 スタンリー・キューブリックやガス・ヴァン・サントなど名匠&鬼才監督のミューズとして愛されるキッドマン。離婚後は悲しみを成長の糧に、バズ・ラーマン監督作『ムーラン・ルージュ』(01)、ラース・フォン・トリアー監督作『ドッグヴィル』(03)など話題作に相次ぎ出演。出世作となったのがジュリアン・ムーア、メリル・ストリープらと共演した『めぐりあう時間たち』(02)だ。美しい鼻に特殊メイクを施して臨んだバージニア・ウルフ役はアカデミー賞主演女優賞をもたらし、演技派女優としての地位を確立した。 その後も『ラビット・ホール』(10)、『LION/ライオン ~25年目のただいま』(16)と着実に代表作を重ねていくが、2017年にリース・ウィーザースプーンと共に製作・主演を務めた「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」がエミー賞をはじめアワードを席巻。同作で夫のDVに苦悩する元バリキャリのセレブママ役を美しくかつ毅然と演じた彼女は、ゴールデングローブ賞主演女優賞ほか4冠に輝き、本格的なドラマ進出も果たしている。 そんな第一線で走り続けるキッドマンがあっぱれな豹変ぶりを見せたのが、退廃とサスペンスが薫るネオ・ノワール『ストレイ・ドッグ』。激情と哀切に魂を引き裂かれた主人公の女性刑事を体当たりで演じている。 ロサンゼルス市警の女性刑事エリン・ベル(キッドマン)は、17年前にFBI捜査官クリスと組んだ犯罪組織への潜入捜査で過ちを犯し、今でもその罪悪感に囚われている。そんな折、過去の忌まわしい事件の主犯から挑戦状が

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(2020/11/07)