刑務作業の木くず、馬の寝床に 静岡刑務所が静大馬術部に提供(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)

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 刑務作業で生じた木くずを馬の飼育に再利用-。静岡刑務所(静岡市葵区)が、本来は産業廃棄物として処理する木くずを静岡大の馬術部に無償提供する取り組みを始めた。  刑務所側が5月、新型コロナウイルスの影響で同大馬術部が運営費の確保に苦労していることを報道で知り、協力を申し出た。刑務作業の一環で受刑者がタンスや木箱などの木工品を製作する際、木くずが出る。産業廃棄物として処理するには年間20万円ほどの費用がかかるが、馬術部に活用してもらうことで「ウィンウィンの関係になる」と考えた。  静大の学生支援センターと8月に連携協定を締結。6日には2回目の搬入作業があり、木くず1・4トン分を同大静岡キャンパス(静岡市駿河区)にある馬術部の厩舎(きゅうしゃ)に運び込んだ。  木くずは馬の寝床になる。馬術部の李鎬圭主将(21)=理学部3年=は「木くずの購入に年間で40万~50万円ほどかかっていた。ものすごくありがたい」と感謝する。利用後は馬のふんと混ぜて堆肥化し、近隣農家に無償で配布するという。  刑務所の志釜孝彦統括矯正処遇官は「この取り組みを受刑者が知り、社会貢献の一端を担っていると自覚することで再犯防止につながれば」と期待した。

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(2020/11/07)