映画公開後に売れ行き3倍に 伝統工芸品である南部鉄器の「汽車文鎮」が売れる思わぬ『鬼滅の刃』効果(ねとらぼ)

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 現在アニメの劇場版「無限列車編」が上映中の人気漫画『鬼滅の刃』の影響で、伝統工芸品「南部鉄器」の“汽車文鎮”が売れているという投稿が話題になっています。思わぬところにも“鬼滅効果”が……!  1848年創業の南部鉄器工房「及富」(岩手県奥州市水沢)の菊地海人さんが、最近なぜか売れ行きが良い「汽車文鎮」についてツイートしています。  同文鎮は、宮沢賢治の代表作『銀河鉄道の夜』のモチーフになったとされる岩手軽便鉄道を模した作品で、そのため最初は「銀河鉄道、宮沢賢治評価が高まってるのかな?」と思ったそうです。しかし「店に来てくれる子どもたちのテンションが上がってはしゃいでいた」姿を見て、「思わぬところで鬼滅の刃効果が出ていたようです」とその理由が判明したことを伝えています。  実際にどれくらい効果があったのか菊地さんに伺うと、「劇場版『鬼滅の刃』 無限列車編」の公開前と後では、なんと3倍ほど売れ行きが上がったとのこと。  また、汽車文鎮を見てはしゃいでいた子どもたちは、その場で『鬼滅の刃』の話をし始めたとのことで、“鬼滅効果”なのは間違いないようです。さらに実際に同文鎮を購入したTwitterのフォロワーさんの投稿で、鬼滅の刃のキャラクターや劇場版グッズと一緒に飾っている写真を見て、「これだったのか!」と確信を得たと菊地さん。そして上記のツイートを投稿したところ「バレましたかw」といったコメントを頂いたとのことでした。  ちなみに、子どもたちの鬼滅トークに気づいた菊地さんも、原作漫画、アニメともに観ており、還暦をこえたお父様もはまっているのだとか。お父様については「劇場に足を運んだようで、壱の型壱の型とはしゃいでおります。鉄器は型を使う仕事なので、なおさら楽しいようです」なんてほほ笑ましいエピソードも。  最後に、銀河鉄道モチーフの汽車文鎮が期せずして注目を集めたことについて聞いてみると、「先行き不安な中でありますが、鬼滅の刃の世界観や重厚さと南部鉄器はとても親和性が高いと感じていて、これをきっかけに小さいお子さんはもとよりファンの方々に日本の文化を愛するきっかけとして寄与できれば嬉しいです」と答えてくれました。  この鋳鉄製の汽車文鎮は、及富のオンラインショップの販売ページから購入可能で、一時売り切れ中になっていましたが、現在すでに再販され手に入れること

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(2020/11/07)