【MotoGP】ヤマハの”不正”エンジン問題に、アレックス・マルケスも持論「ライダーたちも知っていたはず」(motorsport.com 日本版)
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FIM(国際モーターサイクリズム連盟)は、7月に行なわれたMotoGP第2戦スペインGPで、ヤマハがMSMA(モーターサイクルスポーツ製造者協会)の承認を得ずに技術的な変更を加えたエンジンを使用したとして調査を実施した。
その結果、ホモロゲーションされていないバルブが使われたことが判明したため、ヤマハはコンストラクターズポイントを50点剥奪、チームポイントについてもファクトリーチームが20点、ペトロナス・ヤマハSRTが37点剥奪というペナルティを受けた。
一方でライダーに対するペナルティは出されなかった。そのため一部の関係者は不満を持っており、スズキのチームマネージャーであるダビデ・ブリビオは、ヤマハ勢がタイトルを獲得するようなことがあれば、チャンピオンシップに”影を落とす”ことになると指摘している。
バレンティーノ・ロッシは新型コロナウイルスに罹り2戦を欠場したこともあってタイトル争いに絡めていないが、ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)はランキング2番手、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)がランキング3番手、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)がランキング4番手と、ロッシ以外のヤマハ勢は上位に名を連ねているのだ。
ヤマハは、スペインGPで使用されたエンジンバルブが、シーズン前にホモロゲーションを取得したバルブと同じ設計を使用して製造されたモノであり、内部の見落としが今回の違反につながったと主張している。またクアルタラロ、ビニャーレス、モルビデリはいずれも、スペインGPで使用したエンジンが違法なものだとは知らなかったとコメントしている。
しかし、アレックス・マルケス(レプソル・ホンダ)は、ヤマハのライダーたちも何が起きているかを知っていたはずだと考えている。
「結局のところ、はっきりしているのは彼らが不正を行なった、あるいはレギュレーションの範囲から逸脱したということだ」
そうマルケスはヤマハについて語った。また、ライダーたちがレギュレーション違反を知らなかったと主張していることについて、本当は知っていたはずだと語った。
「『知らなかった』という言い訳は常に存在するけど、ファクトリーはとてもオープンであり、ライダーはどんなエンジンを使っているか知っているものだ」
「全てを知っているし、最新の情報を入手して