りらいあコミュニケーションズ、株主優待の「廃止」と「増配」を同時に発表して、配当利回り3.4%にアップ!今後の株主還元は配当+自己株買いに注力することに(ダイヤモンド・ザイ)
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りらいあコミュニケーションズ株式会社が、お米がもらえる株主優待を廃止することを、2020年11月6日の16時に発表した。
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りらいあコミュニケーションズの株主優待は、毎年3月末時点の株主を対象に実施されており、従来の内容は「100株以上を3年以上保有する株主に、魚沼産コシヒカリの新米4kgを贈呈」というものだった。
しかし、この株主優待は2020年3月末の株主に実施された分を最後に、廃止となる。
りらいあコミュニケーションズが株主優待を廃止する理由は「当社は(中略)2008年3月期より株主優待制度を導入してまいりました。その結果、導入当初と比較し多くの株主様に継続して保有いただいており、当初の目的は達せられたと判断いたしました。これを踏まえ、今後は現金配当並びに自己株式の取得を中心とした利益還元を行っていくことが、より株主の皆様のご期待に沿えるものと判断し、株主優待制度を廃止することといたしました」とのことだ。
なお、りらいあコミュニケーションズは株主優待の廃止と同時に、これまで「未定」としていた2021年3月期の期末配当の予想を「1株あたり23円」とすることも発表。中間配当は「1株あたり19円」だったので、今期の年間配当額は前期比「3円」増配の「1株あたり42円」の予想となり、配当利回り(予想)は3.40%にアップした。
●りらいあコミュニケーションズの株主優待制度の詳細
◆廃止されるりらいあコミュニケーションズの株主優待制度の詳細
基準日
保有株式数
保有期間
株主優待内容
3月末
100株以上
3年以上
魚沼産コシヒカリの新米4kg
りらいあコミュニケーションズの株主優待は、個人投資家に人気の「お米」だったが、2020年3月実施分で「廃止」することが発表された。ただ、もともとりらいあコミュニケーションズの株主優待は3年以上の継続保有が必要で、ややハードルが高かったため、株主優待の廃止よりも、同時に発表された増配が好感されて、株価に影響する可能性もありそうだ。
りらいあコミュニケーションズは、コールセンターやバックオフィスの代行などを担う企業。2021年3月期(通期)の連結業績予想は、売上高が1250億円(前期比2.9%減)、営業利益が96億円(前期比17.3%減)、経常利益が95億円