「外国で番組制作する時代」 黒船バラエティー襲来前夜か 日本のテレビマンもうかうかしていられない(夕刊フジ)
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【テレビ用語の基礎知識】
今年は「激変の1年」ですよね。コロナ禍で社会の仕組みとか、生活の様式とか、人と人とのかかわり合い方とか。ひょっとしたら「人間が生きるということ」自体が変わってしまいつつあるのかもしれません。
【写真】今や破竹の勢いを見せるNiziU
まだ振り返るには早いかもしれませんが、2020年もあと2カ月です。ご多分に漏れず、テレビを取り巻く環境も大きく大きく変わりました。「激震が走った」というか、激しく変わりすぎて、変わっていないことを探す方が難しいくらい。最近痛感するのは「外国のテレビマンが制作した番組が日本で放送されることが当たり前の時代が到来しつつあるな」ということです。特に韓国ですかね。
コロナ禍で打ち合わせはオンラインが当たり前になりましたが、「テレビ」は地上波から配信中心に変わりました。地上波が1~2チャンネルくらい減ってもそんなに困らないかもしれませんが、NetflixやHulu、Amazonプライムなしでは生きていけなくなりつつある。
そんな中、多くの人にとって「ドラマを見ること」には、当然のように韓国ドラマが含まれるようになったのではないでしょうか。かつてのように韓流好きの女性が見るものではなくなっていますし、「韓流」という言葉すらもはや過去の物という感じです。
そして個人的にはHuluが力を入れたアイドル選抜「Nizi Project」の演出が衝撃的でした。あの番組のテロップ演出は明らかに日本人のセンスではありません。フォントも色合いも「テロップの出し方」も、日本人テレビマンなら絶対にあり得ない「外国人センス」です。
むしろ「え?ナニこれ?こんなテロップでいいの?」と初見では思ったくらい。印象的なシーンを「即座に繰り返す」感じの「シーンの編集の仕方」も、日本のテレビマンの仕事とは思えません。番組全体が「韓国のバラエティー番組っぽい」編集です。
でも、日本の視聴者にそれが全く違和感なく受け入れられています。僕も見ているうちに面白さに引き込まれて、だんだん違和感を覚えなくなってきました。若い視聴者にとってはむしろ「新鮮でカッコいい編集」としか映らないでしょう。
これまで長らく、外国のドラマが日本のテレビでヒットしたことはあっても、外国のバラエティーが日本で受け入れられたことはなかったと思います。しか