少年犯罪も実名報道が可能に…何のための実名報道なのか(TOKYO MX)

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TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。10月14日(水)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、タレントのフィフィさんが“少年法改正”について述べました。 ◆少年法改正で「重罪」の対象に変化が 少年法の適用年齢引き下げの是非を議論してきた法制審議会の部会は、18歳、19歳を現行よりも厳罰化する要綱案を正式に承認。一旦家裁に送致し、事件の背景事情を調べる仕組みは維持する一方で、家裁から検察官に送致し、大人と同じ刑事手続きを取る対象事件を拡大するとしており、起訴後は実名報道も可能になるとのことです。 現在、被疑者が16歳以上で被害者が死亡するような重罪の場合、家庭裁判所から再び検察に送り返されることがあり、これを「逆送」と言い、今回の少年法改正ではその対象が変わります。今後は強制性交や強盗などもその対象となり、「場合によっては大人と同じ裁判を行い、刑務所に送られる」とフィフィさん。しかも、裁判も公開裁判となり、遺族が傍聴できるようになります。 ◆少年犯罪も実名報道、顔写真の公開を容認 その他にも実名報道、さらには顔写真の公開が容認。反対派のなかには「社会復帰の妨げになる」、「むしろ再犯のリスクを高めるのでは」と懸念する人もいるなか、フィフィさんはこれに大きな関心を寄せます。 少年犯罪が起きるたびに世間からは「少年法は甘い」、「少年に対して日本は甘いのではないか」という意見が上がりますが、フィフィさんは「なぜ法律と世間のズレが出てきてしまうのか」と疑問を呈し、その結論として「少年法の目的が処罰ではなく更生を目的としていること」を挙げます。 そもそも少年院への送致は刑罰ではなく、法律上は「保護処分」と受けとられていると説明。というのも、少年は発達途上で立ち直る可能性があると見られているから。また、例えば脳科学では25歳までは脳は発達しておらず、ホルモンのバランスが不安定との指摘も。そうなると「正常な精神状態で犯罪を起こしたのではない」、「自己も確立できていない年齢」と考えられてしまうことも否めません。 フィフィさんは「少年法に当てはまらない16歳以下(の刑罰)がぬるいのかといえば、それは違う」と声を大にします。実際、鑑別所や少年院では二度と犯罪を起こさないようきっちりと指導している

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(2020/11/07)