世界一の乾燥地、過去の火星に微生物が生息したかどうかの指数になる(sorae 宇宙へのポータルサイト)

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この写真は世界一の乾燥地であるアタカマ砂漠を写しています。国立天文台も参加しているアルマ望遠鏡や欧州南天天文台が運営する超大型望遠鏡「VLT」などの宇宙観測装置が集まる地としても知られる砂漠が、火星に微生物が生息したかどうかのメルクマール(指標)になる可能性があると報告されています。 南米チリのユンガイの地下1フィート(約30センチメートル)の地層から湿気を含む粘土層が発見されました。これまで微生物が生息したとの報告のない地層で、バクテリア(真正細菌)や古細菌など少なくとも30種の好塩性微生物が生息しているそうです。 この地層での微生物発見は、誕生後約10億年間の初期火星環境がハビタブルな条件が整った地層をもっていたとする説を補強するものだといいます。火星の地下には現在でも、生物由来の有機化合物や一種の「化石」(バイオマーカー)が眠っているのではないかと考えられています。 2021年2月にはNASA(米航空宇宙宇宙局)が「Perseverance(パーシビアランス、パーセベランス)」「パーシビアンス」、2023年にはESA(欧州宇宙機関)が「ロザリンド・フランクリン」といった探査車(ローバー)を走らせ、過去火星に生物が生息したかの「痕跡」を探すミッションを開始します。アタカマ砂漠の粘土層が火星のどの場所を探索すれば微生物の痕跡を発見できるかのメルクマールになるだろう、と述べられています。

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(2020/11/07)