登山客通り魔殺人犯に無期懲役…「家庭環境のせいという被告、自己憐憫でしかない」(ハンギョレ新聞)

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 江原道麟蹄(インジェ)で面識のない50代の登山客を凶器で刺して殺害した20代に無期懲役刑が言い渡された。  春川(チュンチョン)地裁刑事2部(チン・ウォンドゥ裁判長)は6日、殺人の疑いで起訴されたL被告(23)に無期懲役を言い渡し、20年間の位置追跡電子装置(電子足輪)の装着を命じた。同地裁は「被告人は長い間、不特定多数に対し敵がい心や極端な人命軽視の態度、確固かつ持続的な殺害欲求を示してきた。ただ自分の殺害欲求を実現しようとする目的で、何の過ちもなく面識もない被害者を殺害した」と量刑の理由を説明した。  特にL被告が日記に書いた「大半の人は無礼だ」「私にはほかの人を審判し、皆殺しにする権利がある」「手当たり次第に殺すが、基本的に100人から200人は殺さなければならない」などの内容に言及し、L被告の極端な人命軽視の態度を指摘した。  同地裁は「この事件の犯行は、いわゆる『通り魔殺人』の犯行であり、非難される可能性が非常に高い。被害者が感じたであろう苦痛と恐怖の深さを推測することもできない」と述べた。さらに「だが被告は捜査機関から法廷に至るまで、被害者に対して申し訳ないという気持ちや最小限の罪悪感、反省の態度も示していない。むしろ反省文などで幼い頃の家庭環境や親のせいにするなど、やや自己憐憫的な態度を見せている」と指摘した。続いて「幼い頃、家庭環境が多少不遇だったとしても、被告人の日記などから分かる犯行動機、経緯、手段と結果、遺族の厳罰嘆願などを総合すると、罪責に相応する厳重な処罰が必要だ」と強調した。  L被告は今年7月11日、麟蹄郡北面(プンミョン)の登山口で、Hさんを凶器で数十回刺して無残に殺害した疑いで起訴された。検察は先の結審公判で、「被告は長期間にわたって犯行を計画しており、殺人の罪質も不良なため、社会から永久に隔離する必要がある。法廷最高刑の死刑判決を下してほしい」と要請していた。 パク・スヒョク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

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(2020/11/07)