嵐や白石麻衣は大成功、音楽業界の「勝ち組」がごく一部だという現実(週刊女性PRIME)

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 今年6月、バンド史上初となる無観客ライブを行ったサザンオールスターズのケースは、3600円のチケット購入者が約18万人だった。売り上げの一部は寄付に回された。  つい先日行われた、乃木坂46の白石麻衣(28)の卒業コンサートのチケットは、国内外合わせて約23万枚が売れた。料金設定は2種類あるため単純計算はできないが、平均4000円で換算すると約9億円の売り上げになる。 「ビッグネームだけですよ、こんな商売ができるのは」  そう冷ややかに伝えるのはスポーツ紙音楽担当記者だ。真意を明かす。 「コロナ禍が音楽業界全体の足腰を弱らせている。ここ数年、CDの売り上げが落ち、その代わり順調だったのがコンサート収入だった。今はそれができない。さらに音楽業界を弱体化させているのはツアーができないことです。ツアーがあれば機材運搬のトラックドライバー、会場設置スタッフ、地元のイベンター、ケータリング業者、打ち上げの会場費、大人数の宿泊費など、多くの場所や人にお金が落ちるんです。それがないのがつらい」  スタジオを持っていたミュージシャンは、その家賃を払えないために手放す人もいたという。 「どんな有名なミュージシャンも、今は仕事がないので、すぐにブッキングできますよ。ただし、自宅でレコーディング作業ができて、データで送れないとダメですけどね」(音楽評論家)  音楽業界の勝ち組と見られていた、あのエイベックスでさえ希望退職を募るというニュースがつい先日、明らかになり、業界関係者に衝撃を与えたばかり。一部アーティストが潤う中で、潤えないアーティストやレコード会社などが青息吐息だ。 〈取材・文/薮入うらら〉

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(2020/11/07)