「全ての面でプロでやっていけるか不安でした」。今季限りで引退を決断したカープ石原慶幸が、プロ入団前に抱いていた思いとは?(広島アスリートマガジン)

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◆2年目で116試合以上に出場 ― それは意外でした。卒業後は東北福祉大に進学。大学日本代表に選ばれ、五輪代表候補にも名を連ねていたほどです。野球エリートのような人生を想像していたのですが。 「いえ、そういうのは全然なかったです。東北福祉大に進学したのも、東京六大学や東都など関東のリーグに行けるだけの力がなかったからです。ほんと、すべての面でプロでやっていけるか不安でしたし…」   ― 注目したいのは2003年の出場機会の多さです。当初は高橋建投手とクリス・ブロック投手との相性の良さで起用されていましたが、まもなく他の投手でもスタメンに定着。実力が評価されている証ですし、信頼感を勝ち得てきた証拠だと思うのですが。 「使ってもらえるのはうれしいですけど、それは僕の決めることじゃないので。とにかく、使ってもらえる試合を一生懸命やりたいという気持ちしかないです。出し切ろうという気持ちしか…それしかできないですから」   ― ダイエー(現ソフトバンク)の城島(健司)捕手は「キャッチャーが打てなくて良いというのはおかしい。いつも配球を考えている僕たちが相手の配球を読めないわけがないですから」とコメントしています。 「打てるような力があればいいですけど。そんな力は全然ないですから。まだ、バント一つもしっかりとできないですからね。シーズン中、何度もバントの機会で失敗していて、そういうのをなくしていかないとダメです。まだまだ練習不足です」 ◆ルーキー時代に語った将来の目標 ― 捕手の役割は投手を助けること。その一言に集約されると思うのですが、定評のあるリードや肩の強さには自信がありますか? 「強肩とは自分では思いません。やっぱり盗塁をアウトにはしたいですし、そうできればいいですけど…。リードに関してもよく聞かれるんですけど、自分で満足したというのはないです。チームが勝てばうれしいですけど、それでリードが良かったかというとそうではないですし、やっぱりもっともっと経験を積んで、勉強していかないとダメです」   ― キャッチャーゆえの楽しみについて教えてください。 「始めたころは、野球をやっていることがまず楽しくて。それはポジションとかではなくて、やっぱり打ったりすることが楽しかったです。大学に進んでからは、チームで勝つこと自体がうれしくなって。今はチームが勝った時の喜

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(2020/11/07)