松本明子デビュー37年、やっと夢叶う/プロに聞く(日刊スポーツ)

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バラエティー番組で活躍するアイドル「バラドル」の元祖として、今も芸能界の一線で活躍する松本明子(54)。自ら発起人となり、来年1月、80年代のアイドルを集めたコンサートを開催する。泥水をすすりながら、いつかはステージで歌いたいと願った夢が、ついにかなう。紆余(うよ)曲折、波瀾(はらん)万丈の芸能生活37年を語る。【秋山惣一郎】 -デビューのきっかけは、山口百恵や桜田淳子らが輩出したオーディション番組「スター誕生!」です 松本 はい。1982年(昭57)の決戦大会で、今の事務所にスカウトされました。デビューは83年です。前年は中森明菜ちゃん、小泉今日子ちゃん、堀ちえみちゃん、早見優ちゃん、松本伊代ちゃんら売れっ子アイドルが続々と出てきまして。各事務所、プロモーションにお金をかけすぎて、83年は休んでたのかもしれません。アイドル不作の年と言われます。うちの事務所は84年に、1億円の宣伝費と言われた大型新人、吉川晃司君のデビューが控えてましたから、節約したんでしょうね。 マネジャー ちゃんとお金かけましたよ! 松本 衣装やヘアメークは事務所の先輩、アン・ルイスさんのスタッフでした。キャッチフレーズが「アッコ、とんがってるね」。東京の最先端、先鋭的なカルチャーを狙ったんでしょうが、四国から船で上京した田舎者ですから、乗れませんでした。四国は大阪の文化の影響もあって、おもしろいこと言って笑わせたいとか、そういうのがちょこちょこ出るんで、マネジャーから「ボロが出るからしゃべるな」と言われてました。デビュー曲は、ヒットチャートで最高131位。アイドル番組に出てもコント要員。事務所も厳しいと思ったかもしれません。 -それで放送禁止用語を 松本 テレビの生放送で笑福亭鶴光師匠や片岡鶴太郎さんに4文字言葉を言え、とそそのかされて。言えば話題になるかな、売れるかなと思って言っちゃいました。言った途端、スタッフに羽交い締めにされてスタジオから撤収ですよ。翌日から謹慎に入りました。 マネジャー 四国の生まれ育ちで、言葉の意味が分からなかったんです。 松本 まぁ、でも、言えばおいしいかなと思っちゃうあたりがアイドル失格ですよね。 -謹慎中はアルバイトをしていた、と 松本 スーパーのケーキコーナーです。すぐにバレて「デビュー後にバイトはさすがにダメだろ」とマネジャーもあきれて

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(2020/11/07)