ドラフト1位指名の佐藤輝明&早川隆久「これから問われる真価」(FRIDAY)

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4球団による競合の末、阪神の矢野燿大(あきひろ)監督が「交渉権確定」の当たりくじを引き当てると、2020年のドラフト会議の主役は、その瞬間、ほんの一瞬だけ、目に光るものを浮かべた。 【秘蔵写真】 プロ野球スター選手16人が見せた「オフの顔」 近畿大の大型野手・佐藤輝明は「12球団OK」の意向を表明していた。だが、仁川学院高校時代まで過ごした地元・兵庫の球団で、小学生時代にタイガースジュニアに選出されたこともある阪神こそ、意中のチームだったのだろう。会見では虎党を喜ばせる粋(いき)な言葉を口にした。 「浜風にも負けない強い打球を打ちたい。将来的には40本、50本と本塁打を打って、走ることもできて、トリプルスリーを狙える選手になりたい」 ちょうどドラフトの2週間前に、筆者が近大を訪ねた際、同大野球部の田中秀昌監督は上宮高校時代の教え子である元木大介(元巨人)などと比較し、「プロに行く野手の条件は、逆方向に強い球が打てること。その典型が佐藤だと思います」と評価していた。 佐藤の父・博信さんは、日体大の柔道部出身で、現役時代は五輪金メダリストの古賀稔彦らと汗を流したアスリート。そんな父に佐藤は身体作りの重要性を伝えられて育った。近大でのインタビューで、佐藤は当時をこう振り返っている。 「中学時代は無名の選手でしたし、僕自身は野球よりもサッカーのほうが好きだった。野球は漠然とやっている感じでしたね。ちゃんとやろうと思ったのは高校2年生の時。就職も考える時期じゃないですか。将来はプロ野球選手を職業にしようと思いました」 スポーツジムに日参して身体作りに励み、近大入学後は、1年春から外野手として出場機会を与えられ、三塁を守るようになった’18年には大学日本代表にも選出され、国際大会を戦った。 「(大学日本代表は)周りのレベルが高かったですけど、自分も負けていないと思えた。もっと練習すれば(プロに)行けるぞという感じでしたね。これまで敵わないと思った選手はいません。もちろん、抑えられたピッチャーはたくさんいますし、悔しい思いもしましたけど敵わないなんて思ったら一生打てないでしょう。とにかく野球に関しては自信があります」 福留孝介が退団し、近大の先輩である糸井嘉男も衰えが目立つようになってきた阪神では、外野が佐藤に用意されるポジションだろう。だが、花形のショートへの

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(2020/11/07)