引退の元エース吉見に中日託す 現エース大野引き留めの大仕事(日刊ゲンダイDIGITAL)

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 今季限りで引退する中日の元エース・吉見一起(36)が6日、本拠地ナゴヤドームでのヤクルト戦に先発した。  2005年に希望枠で中日に入団。08年から先発として頭角を現し、09年は16勝で最多勝に輝いた。11年は18勝で最多勝、防御率1・65で最優秀防御率の2冠。リーグ優勝に大きく貢献した。そんな元エースには最後に任務が託されることになりそうだ。  さるチーム関係者がこう言った。 「現在11勝で防御率1・82、10完投など圧倒的な成績を残す現エース大野雄大の引き留めです。実は『吉見さんに育ててもらった』と言うほど慕っていて、新人時代に声をかけてもらった12年の年明けから4年連続で合同自主トレで師事した“吉見派”なんです。スーパーエースに成長した左腕の引き留めは、球団の今オフ最大の懸案事項だけに、最後に先輩・吉見には一肌脱いでもらいたい。引退後は一度球団を離れ、ネット裏に活躍の場を移す予定となっているが、吉見はいずれ中日で指導者になることは既定路線ですから」  権利行使なら手を挙げることが確実視される阪神、巨人に“強敵”が出現した。

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(2020/11/07)