絶対にトルコ・リラは買ってはいけない 10年間で価値は10分の1に【富を拡大するインテリジェンス2.0】 (日刊ゲンダイDIGITAL)
【リンク先抜粋】
【富を拡大するインテリジェンス2.0】
トルコ・リラ/円の下落が加速しています。
トルコ・リラなどの新興国通貨の下落はバブル崩壊の先行指標になることもあるので、今後の各相場の動きに注目です。
新興国通貨であるトルコ・リラやトリコ・リラ建て債券は日本人に人気で、買う人が多いのですが、10年以上前からずっと投資不適格とお伝えしてきました。
トルコ・リラなど新興国の高金利通貨が日本で人気の理由は、長らく超低金利が続いてきた日本では高金利が魅力的に見えるからです。
しかし、トルコ・リラのような新興国通貨で高金利ということは、インフレが進んでいるということであり通貨価値が日々下落しているということです。
■10年間で価値は10分の1に
トルコ・リラは2007年11月の1トルコリラ=約100円から、2020年11月には約12円にまで下落しています。
つまり13年間で10分の1近くまで下落していて、現在もその下落は続いているのです。
金利が高いといっても100円で買った元本が12円まで目減りするような長期下落相場に投資するのはナンセンスです。
FXの場合、レバレッジを3倍にすると金利も3倍になるので、金利狙いでレバレッジをかけて長期保有する人も多いのですが、レバレッジ3倍ということは下落の幅も3倍になるため、レバレッジ3倍どころか2倍でも破綻の可能性があります。
また、流動性が低いので突然の急落もあります。
FXでもトルコ・リラを買って長期保有しているのは日本人が圧倒的に多く、全資金を失う人も多いのです。
日本人の金融リテラシーの低さを露呈しています。
ここで興味深いことにトルコ・リラは危険だと知っていても、確信を持って買う人がいるということです。
投資の世界は混乱が多い分野のひとつです。
自分の頭で考えず、勧められたり、金利が良いという理由だけで危険な投資商品を買う人がいる一方、自分は投資リテラシーが高いと思っていて他の高金利通貨に飛びつく一般投資家とは違うという自信過剰な人が買っているケースもあるのです。
その国の投資分析をしっかりした上で高金利通貨が下落している今は絶好の投資チャンスだと確信を持って判断した人たちです。
人の投資心理と投資行動パターンに次の傾向があります。
●自分の予想の正確性に対して自