院内マニュアル従わず 順天堂大静岡病院、感染医師ら発熱後勤務 静岡県立ち入り調査【新型コロナ】(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)

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 伊豆の国市の順天堂大静岡病院で発生した新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)で、発熱など体調不良があった際は申告した上で出勤を控えるよう院内マニュアルで定めているのに、感染した一部の医師らが従わずに勤務していたことが6日、静岡県の立ち入り調査で明らかになった。  県は同日、感染症法に基づく積極的疫学調査の一環で、立ち入り調査を実施した。医師らが発症後も勤務していたことなどを問題視し、感染拡大の実態を把握する目的。県東部保健所の安間剛所長や県疾病対策課の職員らが佐藤浩一院長らに聞き取りを行った。  同クラスターでは、複数の医師、看護師が発熱や頭痛といった症状が出た後も勤務を続けたり、同僚らと院内外で飲食したりしていた。ウイルス検査の検体を採取した翌日に出勤した事例もあった。  安間所長によると、調査に応じた病院幹部は感染者の発症後の勤務に関し「マニュアルがあったが、申告が漏れていた」などと話したという。会食についても複数人での飲食を自粛するよう院内で呼び掛けていたものの、「徹底できていなかったと病院は回答した」とした。  県は病院側が情報公開をホームページに限定している点について、「患者や市民は心配している」と記者会見を開くなど積極的に情報発信するよう要請した。これに対し病院側は「現状のやり方を中心に進める」と答えたという。  同病院の対応を巡っては、職員や地域の医療関係者からも不満の声が出ている。女性看護師の1人は「病院からは簡単な口頭での説明のみ。詳しい経緯が分からず、職員は皆、不安と不信感を募らせている」と語る。伊豆地区の医師は「状況が全く分からない。影響が大きいので、きちんとした情報公開が必要」と指摘した。

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(2020/11/07)