「ガンダム」富野由悠季監督が、コロナ禍の子どもに放つ過激なメッセージ 「大人をなめるな!」その真意(withnews)

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新型コロナウイルスが流行したこの数カ月間、僕は自宅やスタジオにこもっていた。次回作の構想を練るために古代史に関する本などを読んでいたら、アニメ業界にも大きな影響が出て、6会場で予定されていた「富野由悠季の世界展」は2会場で延期になった。 ただ「ステイホーム」は僕にとっての日常だ。自宅で文章を書いていると、3カ月くらいは外に出ないで過ぎてしまう。アニメの仕事で忙しい時も、スタジオにしか行かない。 一般の人と働き方が違うので、スタジオでもスタッフと毎晩飲んだり仲良くしたりすることはない。打ち上げのパーティーが半年から数年に一度あるだけ。外部との接点を持たない人生をずっと送ってきたので、暮らしは大きく変わっていない。 僕も病気は嫌いだし、コロナは怖い。最近は、外で受け取った釣り銭を家に帰っていちいち消毒している。それでも、ここまでの経済規制をする必要があったのだろうかとは感じる。 「人と人との距離感が大きく変わった」ともいわれるが、共同体があるからこそ感染症は発生するのだ。「人は一人では生きていけない」とさんざん言われてきたのに「他人と触れあうな」というのは、社会を否定しているようでやや違和感がある。 「マスクをしよう」「距離を取ろう」との呼びかけは、本当に感染予防のためだけなのか。口先の言葉遣いだけを覚えて「私はきちんと防疫をしています」という、責任回避のために言っている人が多いとの見方がある。 マスクをしていなかったら怒鳴られ、飛行機も止まる。こういう規制は本当に理性的なことなのか。一見するとリアリズムのようだが、リアルにものを考えてはいないのではないかと考える余地がある。 コロナの状況では伝わりづらいかもしれないが、僕は「世相にシンクロしちゃいけない」と思っている。同調したら最後、取り込まれてしまって、独自の発言ができなくなる。もう少し頑張って、前の世代に汚染されない表現を発明しなければいけない。死ぬまで、その方法を探していかないといけないと思う。 

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(2020/11/07)