バイデン氏勝利へ加速 重要2州でトランプ氏を逆転(産経新聞)

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 【ワシントン=塩原永久】米大統領選は6日、共和党のトランプ大統領(74)と、民主党のバイデン前副大統領(77)が競り合う激戦5州の開票が大詰めを迎えた。バイデン氏は、トランプ氏が先行していた大票田の東部ペンシルベニア州や共和党地盤の南部ジョージア州で逆転。西部2州でもリードしている。トランプ氏は5日、「全米で多数の選挙不正があった」と主張し、法廷闘争を拡大する意向を表明。敗れれば集計結果を受け入れない構えだ。 【表】米大統領選今後のシナリオは  ペンシルベニアとジョージアに南部ノースカロライナ、西部ネバダ、アリゾナを加えた激戦5州で、バイデン氏は、民主党支持者の利用が多い郵便投票の集計が進むにつれて、得票を伸ばす展開となっている。  郵便投票は署名の照合などのため開票作業に時間がかかる。新型コロナウイルス対策で利用者が急増したためメディアの当確判断が遅れ、勝者判明まで異例の長期となっている。  ただ、ジョージア州の開票率が99%に達するなど集計作業は最終局面だ。バイデン氏は獲得した選挙人が253人にのぼり、当選に必要な過半数(270人)に迫った。トランプ氏の213人を引き離している。  5州で割り当てられた選挙人が最多のペンシルベニア州(選挙人数20)をバイデン氏が制すれば一気に過半に達する。同州の開票率も9割を超えたが、州当局は「僅差の争いだ」(ブックバー州務長官)として慎重に作業を進めている。  一方、トランプ氏は郵便投票が「不正を招く」と主張し、中西部ミシガン州やジョージア州で訴訟を起こした。裁判所に開票停止などを求めていたが、裁判所は5日、いずれも訴えを退けた。  さらに、トランプ陣営は5日、ネバダ州でも提訴すると発表。トランプ氏は同日の記者会見で、「全米で多数の選挙不正があった」と主張し、訴訟を連発する意向を示した。バイデン氏への「不正投票」がなければ「容易に勝利していた」と述べ、集計結果を認めない考えをにじませた。  一方、バイデン氏はトランプ氏の会見に先立ち、地元の東部デラウェア州で声明を発表し、「すべての投票が集計されなければならない」と訴訟戦で対抗する構えのトランプ陣営を牽制(けんせい)。さらに「集計が終われば、われわれが勝者だと宣告されるのは疑いようがない」と述べ、自信を示した。

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(2020/11/07)