海外旅行の制限やリモートワーク普及で、別荘市場が活況(Forbes JAPAN)

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リモートワークが可能になったことで、別荘の市場に関心を持つバイヤーが増えている。こうした市場への関心が高まっているのは、新型コロナウイルスの流行で人々の優先順位や好みが変化し、どこで、どのような暮らしを送りたいかが様変わりしたためだ。 典型的なバケーション目的地とされる都市で売りに出されている物件の閲覧数は、1年前に比べると50%近く増加している。それに対して、米国全体の増加率は37%だ。このような都市とは、人口が6万5000人以上で、全住宅に占める別荘の割合が、全米平均(3.9%)と比べて5倍以上ある都市のことだ。 住宅需要が増加しているこうした都市には、ニュージャージー州の沿岸部、サウスカロライナ州マートルビーチ、フロリダ州キーウェスト、ネバダ州レイクタホ、マサチューセッツ州ケープコッド、ユタ州パークシティなどが含まれる。 そうした別荘市場では、新たにペンディング(仮契約中)となった物件も増えている。市場の90%で伸びが見られるほか、半数では昨年比で30%以上も増加している。 こうした流れに乗っているほかの都市には、メリーランド州ソールズベリー(同州オーシャンシティ近郊)、ミシガン湖岸に位置するミシガン州トラバースシティ、そして、ミシシッピー川に近く、森と湖が点在するミネソタ州ブレナードなどがある。これらの3カ所すべてで、ペンディングは昨年比で30%以上増えている。 不動産検索サイト「ジロウ」によると、こうした人気のリゾート都市では、閲覧数や販売数が増加しているだけでなく、物件が「お気に入り」に登録されるケースも増加中だ。ジロウでは、気に入った物件をお気に入りとして登録し、あとでまた確認したり、ほかの人とシェアしたりできる。同サイトの調査によると、「お気に入り」登録数が多い物件のほうが、より早く、より高値で売れることがわかっている。 「お気に入り」に登録される頻度が全米最多のリゾート都市上位には、キーウェストやパナマシティ、ネイプルズ、フォートマイヤーズ、プンタゴーダなど、フロリダ州の都市が多く入っており、その頻度は米国全体と比べると3倍以上だ。 フロリダ州の物件を扱うフロリダキーズの不動産会社「Coastal Collection Real Estate」オーナーで、ジロウのトップエージェントでもあるトミー・マック(Tommy Mack)は、「バ

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(2020/11/07)