トランプ氏会見を「ウソ」TV打ち切り、決着越年も(日刊スポーツ)

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米大統領選は投票から3日目の5日(日本時間6日)、劣勢の共和党現職トランプ大統領(74)がホワイトハウスで会見し、郵便投票などの集計作業をめぐる不正をあらためて訴えた。証拠を示さない一方的内容に、複数の米主要テレビは中継を途中で打ち切った。 【写真】トランプ大統領にそっくり!金髪の鳥を保護 トランプ陣営はさらに提訴を拡大し、最終的には最高裁まで争う構え。最悪の場合、最終決着が来年1月の下院までもつれる可能性も浮上しており、混迷は一層深まっている。    ◇   ◇   ◇ 世界が注視するタイミングで行われた米大統領の会見は、異様なものだった。トランプ氏は、少しやつれた表情で元気のない声で文書を読みあげた。「合法的な票を集計すれば、私は楽勝だ。違法な票を集計すれば、彼らは選挙を盗める」と始め、郵便投票など集計作業で不正が行われていると、これまでの主張を詳しく何度も繰り返した。 「彼らはどれだけの票が必要かを考え、その票を探してくる」「ペンシルベニア州は監視員を立ち会わせない」「(郵便投票で)消印のないもの、本人確認が取れていないものも有効にしている」。こうした内容を、根拠や証拠も示さずに並べ、「証拠もたくさんある。最終的には最高裁で明らかになるだろう」と締めくくった。16分間、一方的に話すと、記者の質問を一切受けずに去った。 注目度が高い会見のはずだが、ABC、NBCなど複数の米主要テレビが中継を途中で打ち切った。大統領がウソの情報を話しているからだと説明した。 トランプ氏はツイッターでも、バイデン氏勝利の州で提訴を拡大する意向をみせ「集計をやめろ」などと投稿。ペンシルベニアでは新たに集計差し止めを申し立てたが、地元メディアは棄却されたと伝えた。ミシガンやジョージアの提訴も退けられたが、法廷闘争をあきらめる気配はない。 バイデン氏は5日の演説で「投票は国民が意思表明する神聖なもの」とし、国民に結果が出るまでの「忍耐」を求めた。 今回、各州の選挙結果確定の期限は12月8日。同14日に選挙人が投票。1月6日の連邦議会で正式に承認される。しかし万が一、法廷闘争などで結果を確定できない州が出るなどして、過半数獲得の候補がいない場合は、1月に下院の投票で決められる。迷走する超大国の行方が注目される。

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(2020/11/07)