馬毛島基地整備 住民説明会続く 騒音・攻撃・環境 … 疑問次々(KKB鹿児島放送)

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 アメリカ軍の空母艦載機による訓練の移転候補地となっている鹿児島県西之表市の馬毛島を巡って、防衛省は先月から住民説明会を行っています。5日夜の説明会は報道陣にも公開され、住民からは様々な意見や疑問が出されました。 (西之表市・伊関校区 古田新一 区長) 『自分たちの知りたい情報が自分たちの耳に入ったのではないだろうか』  西之表市の伊関校区で5日夜に行われた説明会にはおよそ70人が参加しました。防衛省はアメリカ軍の訓練が年に1~2回行われることや、西之表市に交付金が支払われることなどを説明しました。ただ、交付金の額や基地整備の総工費については明言を避け、住民から厳しい声が上がる場面も。 「検討中です、答えられませんというのは困るんです。答えてもらわないと説明会にならない」  騒音被害についても多くの住民が懸念を示しました。 「実際に(戦闘機を)飛ばしてどれぐらいの騒音があるのか(調査を)要望したい」  防衛省は戦闘機の試験飛行による騒音調査を検討していると答えました。基地が整備されることで他国からの標的になるのではとの懸念もあります。 「馬毛島に基地が造られた場合と造られなかった場合、戦争が起きたとき戦場になる確率が高いのは」  防衛省は仮定の話には答えられないとしたうえで、馬毛島に基地を整備することが防衛や災害復旧の面から必要として理解を求めました。自然保護の観点からはこんな質問も。 「もし基地を造るとすれば、現在生息している野生のマゲシカたちをどうする予定ですか」  一方で、国防強化のために基地の整備に理解を示す意見もありました。 「国土・国民を守るためには、ある程度の抑止力が必要になると思う」  説明会はおよそ2時間半行われ、説明会を終えた住民は― 「国防のためにはどうしても馬毛島に基地が必要かな(と思う)」 「何ひとつ自分たちが聞きたいことが答えられていない」  防衛省は今回の説明会について「スタートライン」だとしていて、今後も説明会を通して住民の意見を聞いていくとしています。  一方、任期満了に伴う西之表市長選挙について市の選挙管理員会は、来年1月24日告示、31日投開票とする日程を決めました。馬毛島への訓練移転を受け入れるかどうかが最大の争点になりそうです。  西之表市長選挙には市商工会長の福井清信さん(71)、現職の八

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(2020/11/07)